東北新幹線のスピード向上へ、「福島駅」の改良が欠かせない理由
JR東日本の深沢祐二社長が、日刊工業新聞の取材で明らかにした。深沢社長は「(東北新幹線を)スピードアップできれば、(福島駅に)ダイヤの制約が生じる」とし、解消するために具体的な検討を始めているとした。
JR東は奥羽線(山形新幹線)から東北新幹線上り線ホームに接続するアプローチ線の可能性を検討。18年までに3次元モデルを使った線形検討を行い、道路、新幹線との立体交差や急勾配、急カーブがあり、難工事だが実現可能との結論を出した。事業性が判断できれば、詳細設計に移行するもようだ。
JR東は5月に試験車両「ALFA―X」を投入し、東北新幹線で時速360キロメートルの営業運転実現に向けた車両開発を加速する。速度向上には、車両の技術開発とともに、騒音対策の遮音壁やトンネル微気圧波対策の坑口改良などの設備改良が不可欠。高速化効果を最大限発揮するには、線路容量を確保するための駅配線改良などのボトルネック対策にも取り組む必要がある。
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