DBを経由しない新IoT技術、プッシュ型サービスを変える
また、運送会社のトラックの行き先や運行情報を共有し、積載率を高めることもできそうだ。メッシュにデータを流すのと並行して、自社のDBにも蓄積。蓄積データを分析して、よりシステムを最適化するイベントの条件を設定することもできる。
現在のDBを経由するIoTシステムは、扱うデータの種類が増えるほど、DB内での処理に時間がかかるため、リアルタイムにシステムを動かしにくくなる。イベントメッシュはDBを経由しないため、こうした問題が発生しない。
また、DBを経由しなければ、他社とも連携しやすい。各社のDBには社外に出せないデータも含まれるため、DBの統合はできないためだ。。日本での営業・マーケティング活動を担当する川北潤氏は、「企業間で連携する際、データを統合せず、イベントだけ共有したいニーズはあるはずだ」と、イベントメッシュの用途を予想する。
バンティックは、イベントメッシュ方式のシステムを構成する基本ソフト(OS)の役割を担うソフトウエアパーツを提供する。2018年11月に、同方式を利用したシステムやソリューションの開発を広げるための「EDAコンソーシアム」を設立。ミツイワ(東京都渋谷区)やキヤノンITソリューションズ(同品川区)などと協力し、イベントメッシュの普及を目指す。
イベントメッシュ方式では、機械やセンサーなどのモジュールを相互接続し、メッシュを形成しておけば、「どんなイベントが発生した時にアクションを起こす」というフローチャートを構築して簡単にシステムを組める。一つのセンサーを複数のシステムに利用することもできる。工場内での利用に加え、「メッシュで社会を包めたら、プッシュ型サービスが変わり、社会を救う」(川北氏)と期待する。
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