うつ・認知症の治療薬開発、宇宙からのヒント
2016年にJAXA宇宙飛行士の大西卓哉さんの長期滞在中に始まった宇宙でのマウス飼育実験は今回で3回目となる。具体的には、生体のストレス防御に関わる遺伝子「Nrf2」をなくしたマウスと、その比較となる野生型マウスの計12匹を「きぼう」で1カ月飼育。その後ケージに入れ、補給船で地球に帰した。
使用したのは、製薬企業や大学などが一般的に使っている欠損マウスであり、汎用性が高い。JAXA側の研究責任者である芝大技術領域主幹は、「地上で行う遺伝子改変マウスの実験と同じことができる宇宙環境のプラットフォームを構築できた」と強調する。
