エンゼルスの大谷翔平【写真:Getty Images】

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ヤ軍開幕投手から目にも止まらぬ4号ソロに唖然「うまい、そして、このパワーだ」

 米大リーグのエンゼルス大谷翔平投手が27日(日本時間28日)、本拠地ヤンキース戦に「5番・DH」でスタメン出場。第1打席にヤンキース開幕投手の右腕セベリーノから4号先制ソロを放った。難しい内角の97マイル(約156キロ)を弾丸ライナーで、およそ3.5秒で右翼席に叩き込む“超速弾”をMLBは公式ツイッター、インスタグラムに動画付きで公開。ファンから「これまでの概念を覆すような規格外の一打だ」「非現実的な打球を見せつけられた」と唖然とした声が漏れている。

 あっという間に着弾していた。目にも止まらぬ大谷の“超速弾”が飛び出したのは、2回の第1打席だった。

 1死走者なし、対峙したのは名門ヤンキースで今季開幕投手を務めた剛腕セベリーノだ。1ボール1ストライクからの3球目。投じたのは97マイル(約156キロ)の内角速球だった。見送ればボールでもおかしくない厳しい球だ。しかし、大谷には関係ない。長い両腕を畳み、バットを振り抜いた。そして、完璧に捉えた。

 驚愕だったのは、その打球だ。低く鋭く打ち上がった白球は、まさにロケットという言葉が表現がぴったり。打球を見上げた次の瞬間には、右翼席に突き刺さっていた。熱狂に沸くエンゼルスタジアム。しかし、メジャー4本目のアーチを描いた大谷はいつも通り、クールに淡々とダイヤモンドを一周して帰ってきた。

米ファン仰天「おいおい、今のをとらえるのか…!」

 MLB公式ツイッターとインスタグラムは「97マイルの内角? ショウヘイには問題なし」と題し、動画付きで公開。映像を観ると、大谷が振り抜いてから着弾するまで、およそ3.5秒。しかも飛距離は125メートルというから、いかに凄まじいライナーだったか見て取れる。目の当たりにしたファンからは仰天の声が漏れた。

「うまい…そして、このパワーだ」
「これまでの概念を覆すような規格外の一打だ」
「おいおい、今のをとらえるのか…!」
「静まり返るヤンキース」
「あの厳しいコースで、なんて美しいスイングなんだ」
「誰もが打てる球じゃない。特別だ」
「文句なしの投球を完全に打ち砕いた」
「非現実的な打球を見せつけられた」

 名門ヤンキースの開幕投手、しかも難しいコースを打ってしまうあたりが大谷の怪物たるゆえんだろう。8試合ぶりの一発は、またしても鮮烈なインパクトを残した。(THE ANSWER編集部)