笑顔でホールアウトする横峯

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◇ダイキンオーキッドレディス◇2日日◇出場108名(アマ3名含む)◇ギャラリー6,540名◇晴れ,16.0℃,北東5.0m◇琉球GC/沖縄県南城市(6,376ヤード/パー72)

 沖縄らしい晴天に恵まれた大会2日目、初日の3位タイから大山志保(28)、呂雅惠(30)の2人が揃って69で回り、6アンダーの首位タイに浮上した。5アンダーの3位には西塚美希世、4アンダーで横峯さくらが続いた。初日トップの古閑は、この日一転して75と崩れ、8位タイに後退。

さくら「頭を使いました」

 初日ボギーと躓いた5番と15番を、この日はパーとバーディで乗り切った。「5番は、ちょっと危なかったですけどね(笑)。」それぞれ前日の反省を活かし、ティショットのクラブを持ち替えた。15番ではピンまで100yの第2打が、向かい風に負けてグリーン手前に落ちたが、そこから見事なチップインバーディ。16番でもバーディを奪うと、18番(パー5)では、5Wで2オンも狙えたが、奥のバンカーを警戒してU4で手前の花道から攻めてきっちりバーディ。「頭を使いました(笑)。」横峯は会心の笑顔を見せた。

 この日、5バーディ1ボギーと一気に4つスコアを伸ばし、首位と2打差と絶好の位置につけた。「トップを走るより、追いかける方が楽ですよね。」最終組の一組前。横峯の逆転優勝への舞台は、きっちりと出来上がった。

良郎「キャディがいいがね」

 この日もキャディを務めた父・良郎氏は、ホールアウト後に開口一番、「キャディがいいがね。昨日は練習ラウンドって言うたがね」と相変わらずの良郎節。だが、「去年のこの試合よりは、かなり上手くなっている」と娘の成長も認めた。「4(アンダー)まで行ってよかったわ。いい展開になって来たな〜。」ゴルフ界を盛り上げる為に、不動に勝たせるわけにいかないという良郎氏。明日も自称日本一のキャディの筋書き通りにいくだろうか。