17番のバーディに笑顔の横峯

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 フィールズオープン最終日、初のLPGAツアー挑戦となった横峯さくら(20=サニーヘルス)は、3バーディ1ボギーの70で回って通算8アンダーとし、ポーラ・クリーマー、モーガン・プレッセルらと並ぶ11位タイでフィニッシュした。

 最終ホール、池越えの第2打をピンそば3mにつけるスーパーショットを放ったが、バーディパットはわずかに外れた。「ちょっともったいなかったですね…。でも、2打目をまっすぐ打てたのは自信になりました。」もし決めていれば、目標のトップ10に入れたが、「上出来です」と横峯は満足そうに3日間の戦いを振り返った。

 「我慢我慢でパーを拾って、ボギーを打たないんですよね〜。」同組の選手のプレーに感心した横峯だが、自身も3日間通して連続ボギーはゼロだった。「この3日は、良かったり悪かったりがあったから、プラスマイナスしてこれくらいかな。」最終日は、父・良郎氏が仕事の都合で帰国した為、ゴルフはほぼ素人の日下部マネージャーがキャディバッグを担いだが、一人でもきっちりとスコアを作って見せた。

 出場日本人トップの成績で、改めてその潜在能力の高さを示した横峯は、米ツアーでも通用するのか?「飛距離は問題ないですが、ショートゲームがまだまだですね」と本人は言う。「こういう雰囲気は好きです。でも、私は英語が話せないので、まだ日本で…(笑)」

 W杯から引き続き好調を保ち、いよいよ次週は日本ツアーの開幕戦だ。「まずは予選通過ですね。」米ツアーを経験しても、そのマイペースぶりは変わっていない。