池尾さんの記事のおまけとして、Tyler Cowenの記事を紹介しておきましょう。彼の紹介しているReicherの論文では、1970〜2007年の日本の成長と停滞の原因の59%は労働生産性(Y/H)の変動だと推定しています。これはアメリカの27%やイギリスの10%などに比べると格段に大きく、主要国の中では突出しています。これはかつての日本が先進国の生産性に追いつくことで成長し、90年代以降はその生産性上昇が終わったことによるものだろう