損害保険会社でつくる損害保険料率算出機構は、自動車保険の保険料の基礎となる「参考純率」を平均で0.7%引き上げたと、2014年7月4日に発表した。クルマの修理費が増加傾向にあることや消費増税の影響で、事故1件あたりの保険金支払額が増えていることに対応した。

自動車保険の参考純率の引き上げは2009年以来5年ぶり。損保会社は新たな参考純率をもとに今秋にも保険料を引き上げる見通し。

損害保険料率算出機構は火災保険の参考純率も平均3.5%引き上げており、損保会社は15年度にも火災保険料を引き上げる見通し。