「ぶっちゃけ」、「ウケる」、「ガチで」はNG! とくに会社で嫌われる若者言葉5選

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正しい言葉遣いを身につけることは、社会人にとって大切なマナーのひとつ。いくら親しい上司や先輩が相手でも、友だち同士のように話すのは避けたいところ。そこで今回は、会社で嫌われる若者言葉について、社会人に聞いてみました。

NGワード1:「ぶっちゃけ」
・「カジュアル感が強すぎる」(女性/29歳/学校・教育関連)
・「普段使うぶんには気にしないが、説明会などの公の場で後輩が使っていたのを見たときは、すごくがっかりした気分になった」(男性/25歳/その他)
・「上司が使ってきてビックリした」(女性/30歳/食品・飲料)

プライベートでよく使っていると、くせになってしまうことも。ビジネスシーンでは要注意です。

NGワード2:「〜っす」
・「『〜です』と言いましょう。それが普通だし常識」(女性/40歳/金融・証券)
・「『○○っすよ』は礼儀のかけらも感じられず、失礼」(男性/32歳/学校・教育関連)
・「『めっちゃ○○っす』は品がない。上司や目上の人に対して使う言葉ではないと感じた」(女性/27歳/アパレル・繊維)

少しカジュアルな敬語のつもりで使っている人もいるはず。しかし、先輩や上司には、「敬語」とは認識されていません。学生時代の上下関係とは異なることを忘れずに。

NGワード3:「マジ」
・「『マジっすか』と客先で言われると、フォローしようがない」(男性/43歳/情報・IT)
・「『本気と書いてマジと読むなら、そのまま本気と読んで、社会人らしくなりましょう』と、後輩をたしなめました......」(女性/25歳/商社・卸)
・「『マジっすか?』を何回も言われると、小馬鹿にされてるように感じた」(女性/31歳/金属・鉄鋼・化学)

「マジで」「マジっすか」「マジ○○」など、日常会話では使いやすい言葉ですが、ビジネスシーンにはふさわしくありませんね。学生気分が抜けていないと思われることもあるので気をつけましょう。

NGワード4:「ヤバイ」
・「使い方がおかしい」(男性/35歳/機械・精密機器)
・「『ヤバイっすね』を連発する子がいて、なんだか腹が立つ」(女性/25歳/医療・福祉)
・「何でもかんでもこれで解決しようとする」(男性/25歳/電機)

何でも「ヤバイ」で済ませられるのは学生時代まで。社会へ出たら、場面に応じて正しく言葉を選ぶように心がけましょう。

NGワード5:「っていうか」
・「少なくとも、会議の場で反論として使うのはふさわしくないと思う」(女性/26歳/金融・証券)
・「言われると、なんとなくバカにされた気になる」(女性/30歳/自動車関連)
・「『ってか』は聞いていて不快」(男性/29歳/金融・証券)

これも、口ぐせになっている人が多いのでは? ついうっかり口にしてしまわないように、日ごろから気をつけた方が良さそう。

先輩社会人たちが不快に感じている若者言葉は、これだけではありません。ほかにもまだまだたくさんあるようです。

■そんな日本語、いつできたの?
・「『なるほどですね〜』は敬語でもなんでもないし、バカにされているとしか思えない」(女性/31歳/小売店)
・「『ガチで』は社会人として自覚がないと思った」(女性/26歳/人材派遣・人材紹介)
・「『とりま』はなんとなくイラっとする。意味がわからないし」(女性/28歳/建設・土木)

「とりま」は「とりあえず、まあ」を略した若者言葉。少なくとも職場では、誰でも理解できる言葉を使ってほしいですよね。

■友達との雑談!?
・「『ウケる』を年上の人が使っていて、びっくりした」(男性/25歳/情報・IT)
・「『○○じゃね?』は学生気分が抜けていないと感じる」(男性/31歳/機械・精密機器)
・「『かーらーのー』はふざけすぎ」(女性/25歳/学校・教育関連)

プライベートと職場での言葉遣いは、きちんと区別することが大切です。上司世代でもうっかり口にしてしまうほどなのですから、より気を引き締めたほうがいいかも。

■挨拶は正しく、丁寧に
・「『ちゃーっす』は社会人としてありえないあいさつ」(男性/45歳/電力・ガス・石油)
・「『あざーっす!』はバカにされている感じがする」(男性/40歳/小売店)
・「『サーセン』は適当な感じ」(男性/25歳/ホテル・旅行・アミューズメント)

挨拶は人間関係の基本中の基本。くだけた言い方では、敬意も申し訳ない気持ちも、感謝の気持ちも、何ひとつ伝わりません。

今回挙げられた若者言葉に心当たりがあった人は、できるだけ早く直した方が良さそうです。一人前の大人になるためには、場にふさわしい言葉を選べることも重要。実務だけではなく、社会人としてふさわしい言葉づかいも学んでいきたいですね。

文・OFFICE-SANGA 森川ほしの

調査時期:2014年2月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:20歳から50歳の社会人500人(インターネットログイン式アンケート)