ミランは30日のキエーヴォ戦で1−0と勝利した。再び勝ち点3を積み上げ、無失点で勝利したマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、満足感を表している。ミランにとっては大きな勝利だ。次節で直接対決を迎える4位フィオレンティーナとの勝ち点差が、6に広がったからである。

アッレグリ監督はまず、FWマリオ・バロテッリに賛辞を送った。この試合で何度となくFKを蹴った同選手だが、ミランの決勝点はそのバロテッリのFKのこぼれ球をMFリッカルド・モントリーヴォが押し込む形で決まっている。

「今のマリオはとても良いプレーをしていると思う。ピッチ外での振る舞いも良い。例えば今日は、ちょっとタックルを受けていたけど、決して反応しなかった。彼は自分が主役だと感じており、ミランでうまくやっているんだ。責任を感じているんだよ」

「彼は素晴らしいクオリティーを持つ選手だ。今日は精神面でもよく耐えた。前半はイエローカードも出されたが、多くのハードタックルを受けたのに、反応しなかったのはよくやったよ。いずれにしても、彼にはまだ大きな成長の余地がある。我々は、彼がミランのためにさらにやってくれることを願っているよ。ミランは彼にとって理想的な環境だ。ここで彼は自分が主役だと感じている」

「(ステファン・)エル・シャーラウィ? 彼はゴールのためだけにプレーしてはいけない。前半は少しプレーに入れなかったが、後半は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。最近の彼の問題は、フィジカルなものじゃなかったということだ。私は、彼に必要なのは落ち着くことだけだと思う」

順位に関しては次のように分析している。

「上位3位のチームにリーグで最も優れた守備があることは、偶然じゃない。失点が少ないチームが勝つということを示している。それに、よりうまく守れるチームは、えてしてプレーも良く、攻撃も生産性があるんだ」

とにかく、アッレグリ監督はあらゆる点で満足している。

「今夜はピンチがまったくなかった。キエーヴォが危険だった場面は一度だけだ。ルシアーノが素晴らしいシュートを放ったときだね。(クリスティアン・)アッビアーティが素晴らしいセーブをしてくれた」

「我々は4位と勝ち点6差だ。だが、リーグはまだ長い。試合はたくさん残っている。だから、我々は集中を高く保ち、チャンピオンズリーグ出場権を最後まで狙わなければいけない。3位か、2位だったらさらにベターだ」