26日のワールドカップ予選でマルタに2−0と敵地で勝利したイタリア代表。MFリッカルド・モントリーヴォは、イタリアのパフォーマンスが冴えなかったことや、2得点を挙げたFWマリオ・バロテッリのプレーについて、次のように話している。

「僕らのベストゲームの一つじゃなかったことは明らかだね。僕らはプレーを押し通そうとするところで間違った。中央でのプレーを狙い、彼らがゴールに迫ったところもあった。その上で、ウチの攻撃陣にはフオリクラッセがおり、今日は彼が試合を決めてくれたんだ」

「僕らはスペースを見つけるために、攻撃面でもっとワイドにやろうとしなければいけなかった。良いプレーもあったけど、ベストゲームじゃなかったことは確かだ。ブラジル戦と同じようにマルタ戦にも臨もうとしたけど、試合はそれぞれ異なるものだ。ブラジルは僕らと同じようにオープンに戦ってきたけど、マルタは全員がボールラインの後ろで守っていた」

「(ジャンルイジ・)ブッフォンがPKを防ぐミラクルを見せてくれたね。あれが決まっていたら、1−1になって、かなり厳しくなっていたはずだ。素晴らしいセーブだったよ。あとはマリオが決めてくれた」

そのバロテッリが成長している理由について、モントリーヴォはこう続けている。

「彼は自分の力を自覚したんだ。それに、より自分をコントロールできるようになった。挑発され続けているけど、それにも反応していない。それはこういう選手の運命だからだ。ミランに来たときも、素晴らしいインパクトを残した。このまま続けてくれることを願おう」

「彼はピッチの至るところでプレーできるし、ブラジル戦では犠牲を払う見事なパフォーマンスだった。チームのために仕事したんだ。前線では常に基点となってくれるし、中盤とともにプレーの要だよ。常に彼にボールを渡せるように願っている。フィジカルがとても強く、ぶつかり合いに負けないし、ファウルをたくさんもらってくれる。それで重要なFKをたくさん得られるんだ」

一方、GKモルガン・デ・サンクティスは試合前に、「残念だけど、これが僕にとって代表での最後だ」とコメント。マルタ戦でイタリア代表を引退すると明らかにしている。26日に36回目の誕生日を迎えた同選手は、朝にチェーザレ・プランデッリ監督と話し、その後の試合前のミーティングで選手たちにも発表した。午後には連盟の幹部たちとも話している。