2013年シーズンのいいスタートを切った西岡剛さんに学ぶ、やる気の出る正月の過ごし方の巻。
多くのアスリートが新年の誓いを立て、2013年の戦いに動き出しています。ある者は優勝を、ある者は新記録を、ある者をポジション奪取を願い、心を新たにするのです。そんな中あの男は、最高の正月を過ごしたことが見て取れる、力強い第一歩を刻みました。
阪神タイガースが球団の命運を託す男・西岡剛。メジャーリーグでは決して華々しい活躍をしたとは言えない西岡さんですが、2年間は決して無駄ではなかったようです。西岡さんは若者に厳しいアメリカ武者修行での経験を伝え、また同時に自身にもその戒めを課し、素晴らしい新年の立ち上がりを見せたのです。
まぁもっとも、会社を出ると嘘のように微熱はおさまり、自宅付近の病院に駆け込んだときには、逆に気分爽快の段階。医者も「ちょっとノドが荒れてますねぇ」「風邪かもしれせまんね」「インフルエンザ？それは絶対にないです」と首を傾げたほど。一応、体裁が悪いので薬はもらいましたが、すっかりラクになってしまいました。今日からは会社でアピールするように薬を飲まなくては…そんな火曜日なのです。
今こそ僕も西岡さんを見習って、人生をリセットしたい。どんなに苦しいときでも歯を食いしばって耐えたい。そして、何事もなかったようにトッププレーヤーに返り咲きたい。そう思うのです。「調子に乗るな」。その一言を後輩にぶつけ、自分でも噛み締めながら…。
ということで、西岡剛さんの合同自主トレの模様を見つつ、仕事再始動へのやる気を高めていきましょう。
◆目標を見失うこと前提で、そのときに折れない心を磨くのが大事！
7日、西岡さんは後輩の日本ハム・中田翔さんとの合同自主トレを公開。そこでは新年への決意と、その境地に至るまでのいい正月の過ごし方が紹介されていました。僕のように実家でダラダラした人間が陥りがちな、「ニートになりたい」という甘い考えなど、彼らには微塵もなかったのです…。
↓西岡さんは自分を律するため世界遺産・縄文杉に向かっていた！
「最初は海外に行こうと思ったけど、チケットが取れなかった」と大みそかに向かった場所は世界遺産の屋久島。「いいスタートを切りたかった」と元日の朝、初日の出を見た後にパワースポットで名高い「縄文杉」を目指して片道5時間の登山へ出発した。
http://www.daily.co.jp/tigers/2013/01/08/0005653617.shtml
西岡さん：「最初は海外に行こうと思ったけど、チケットが取れなかった」
西岡さん：「最初は海外に行こうと思ったけど、チケットが取れなかった」
西岡さん：「最初は海外に行こうと思ったけど、チケットが取れなかった」
ハワイとかグァムとか行きたいよね！
でも、お正月って混んでるからね！
そんなときは世界遺産の屋久島へ！
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これだけ聞くと単に「無計画な人」みたいな感じもします。しかし、ここには人生での反省が活かされています。誘惑を断つ、その決意。正月は基本みんな暇で、できればハワイとかで過ごしたいと願う季節。もしそんなときに、海外のチケットがうっかり取れたらどうなることか。これは野球の練習の傍ら、バナナボートでバナナンバナナンバーナーナーするに決まっています。
西岡さんは確かに最初から屋久島に行こうと思ったわけではありません。しかし、ハワイ等が不可能となったとき、あえて屋久島を選んだのです。誘惑のない土地、屋久島。繁華街と言っても東京・大阪の歓楽街とはほど遠く、釣り・マリンスポーツ・トレッキングなど自然と戯れることが島の悦び。こうした土地をあえて選べば、自堕落な生活に陥ることはありません。よしんば「キャンプに遊びに行きたい」という女性がいたとしても、「それ、リアルにキャンプじゃん！」と向こうからお断りされるに違いありません。
↓そんな屋久島で、西岡さんは今季への決意を新たにした！
水や軽食をリュックに詰め込み、途中で休憩を挟みながら目的地へとたどりついた。樹齢3000年とも言われる神秘的なたたずまいを目にし「達成感がありました」と笑顔で振り返ると同時に、目標を失う下山の辛さも味わった。
それは144試合の長丁場を戦うペナントレースに通じる。優勝という目標を最後まで持ち続けられるか。最後まで優勝争いを続けるために「連敗したときに、どこでストップをかけるか。悪い状態のときこそ、心を折らずにシーズン通して戦いたい」と言い切る。
すべてを好調な状態で迎えることはできない。チームも連勝すれば連敗もする。「勝っているときはいいけど、負けたときにどうするか。逃げずに立ち向かいたい」。主将としてロッテを日本一に導いた2010年、強い姿勢、強い心で引っ張った。勝ち方を知っているからこそ、いかに早く連敗を止めるかが重要だと訴える。
http://www.daily.co.jp/tigers/2013/01/08/0005653617.shtml
西岡さん：「連敗したときに、どこでストップをかけるか」
西岡さん：「悪い状態のときこそ、心を折らずに戦いたい」
西岡さん：「負けたときにどうするか。逃げずに立ち向かいたい」
ま、負けるの前提だと…！
しかも、かなり負けるのを想定して、折れない心の準備をしている…！
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片道5時間、往復10時間の道程。縄文杉に対面した時点で目標を見失うというのは、若干早いような気もしますが、西岡さんは今年の正月、あえてそうした境遇に身を置いていたのです。目標を見失ってからの戦いの重要性。それが今季の阪神タイガースに求められるのだという想いで。
優勝という縄文杉に向かうことは誰でもできます。しかし、縄文杉がなかったとき、見つからなかったとき、もうすでに折れていたとき。人は屋久島で路頭に迷うのです。そのときに問われるのがチームリーダーの強さ。西岡さんは、チーム全員が目標を見失った状況でも、折れない心でチームを引っ張るつもりです。無事に宿にたどり着くまで。こうしたリーダーの存在には、ライバルのDeNA・広島も舌を巻くことでしょう。
↓取材したサンケイスポーツは西岡さんの決意の地を読者に紹介！
サンスポ：「これが縄文杉。往復10時間かかる」
http://www.sanspo.com/baseball/photos/20130108/tig13010805050010-p2.html
サンスポ：「手つかずの自然が残る屋久島。世界遺産にふさわしい」
http://www.sanspo.com/baseball/photos/20130108/tig13010805050010-p3.html
何かとってつけたような紹介だなｗｗｗｗ
どうでもいい感じがありありｗｗｗｗｗｗ
↓ちなみに報道各社の縄文杉に関する見解はバラバラ！
デイリー：「樹齢3000年とも言われる神秘的なたたずまい」
http://www.daily.co.jp/tigers/2013/01/08/1p_0005653617.shtml
サンスポ：「山頂付近にある目的の樹齢7200年といわれる縄文杉」
http://www.sanspo.com/baseball/news/20130108/tig13010805050010-n2.html
ニッカン：「樹齢が4000年以上で縄文時代から生きている」
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20130108-1069218.html
デイリー：「3000年！」
サンスポ：「7200年！」
ニッカン：「4000年！」
テキトーすぎるわｗｗｗｗｗｗ
一番上と一番下で4200年も違うｗｗｗｗｗｗ
 | 七千二百歳の遺言 大自然主義を訴える縄文杉／三島昭男【RCP】 価格:1,680円 |
そして西岡さんは、自分のいい精神状態を大阪桐蔭高校の後輩・中田翔さんにも伝えます。先輩から後輩へ受け継がれる教え。ソレしたらアカンで、ソレしたら大変なことになるで、ソレしたら2年くらいヒドイ目に遭うで、という重たい言葉。職場にこうした先輩がいたらありがたいじゃありませんか。
↓西岡さん：「調子に乗るなよ！」
外野ノックでは強肩ぶりを披露していた中田だったが、西岡から「ホームラン20本打ったからって調子に乗るなよ」と声が飛ぶと、見事にホームへの返球がそれ、グラウンドが笑いに包まれる一幕も。中田は「去年はシーズンを通していろいろなことを勉強できた。今年は大事なシーズンになると分かっているので、そのぶん努力して頑張りたい」と意気込んだ。
http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20130107-1069052.html
西岡さん：「調子に乗るなよ！」
西岡さん：「調子に乗るなよ！」
西岡さん：「調子に乗るなよ！」
おぉうふ…そう来たか…。
確かに調子に乗ったらアカンで…。
先輩からの熱い指導を受けた中田さんは「自分のためになるようなことを教えてくれます」「本当にありがたいです」「けど…」と言葉を紡ぎました。最終的に各社の記事になった時点では「WBC3連覇に向けて頑張る」「4番は渡さない」「松井秀喜さんを超えたい」など、西岡さんの存在は完全に霧散する感じの決意表明となりましたが、きっとこの教えを活かしてくれることでしょう。縄文杉を見て決意を新たにし、後輩を指導し、指導しながら自分を戒める…この流れ。僕はもう、今年の正月は失敗したので諦めましたが、来年こそ西岡さんのようにいい正月・いい仕事始めを迎えたいものですね…。
よーし、来年こそ頑張るぞ！来年の正月に縄文杉を見てから本気出す！
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