レアル・マドリーのジョゼ・モウリーニョ監督に、MFカカーを放出するつもりはない。グラナダとの一戦を前にした記者会見で、パリ・サンジェルマン(PSG)からの関心が報じられるカカーについて、フランスの記者から今後も期待しているかと質問されると、モウリーニョ監督は「イエス」と一言で返答した。

カカーがPSGのレオナルドSD(スポーツディレクター)やカルロ・アンチェロッティ監督の元へ向かうとしたら、それはモウリーニョ監督の意に反してのことということだ。なお、スペイン『アス』はFWカリム・ベンゼマもPSGのターゲットだと報じたが、同選手についての言及はなかった。

コパ・デル・レイ5回戦ファーストレグでマラガに3−2と勝利したレアルだが、前後半でその“顔”は違っていた。モウリーニョ監督は前半の出来に激怒したが、その後の選手たちの姿勢について聞かれると、指揮官は「いつもどおりだ」とだけ答えている。また、モウリーニョ監督は「確かに我々は深刻な問題を抱えている。ここ21試合で、我々は20勝した。深刻な問題だ」と皮肉も口にした。

モウリーニョ監督が議論を呼ぶようなコメントを残したのは、チャンピオンズリーグ(CL)に関してだ。リーグ制覇をより望むかと聞かれると、同監督は次のように答えている。

「イエス。CLは誰もが夢見るものだが、ふさわしくなくても優勝することがある。もしくは、ちょっとしたディテールで勝つこともある。起きるべきではないことが起きるときもあるんだ。選手がケガをしたり、ある種のことで出場停止になったりね。私がより勝ちたいと思うのはリーガだよ」