「KARA(カラ)」や「少女時代」など日本で高い注目を集める韓流アイドルたち。テレビで見ない日はないほどだが、このところ韓流に関するトラブルが相次ぎ発生している。韓国メディア「明日新聞」は、日本で相次ぐトラブルを「日本の韓流に対する嫉妬のあらわれ」と分析し、今後の韓流ブームに懸念を示している。

記事はまず、最近のトラブルとして韓流6人組男性グループ「BEST(ビースト)」の入国問題を挙げる。

ビーストは8月16日、羽田空港に到着したが、ビザの問題で入国審査を通過できず、8時間あまり空港で足止めをくらった。結局、その日のスケジュールを全てキャンセルし韓国に帰国。この騒動後、KARAも日本のマネージメント会社と日本での活動全般に関する法律的な事項をすべて点検することを明らかにするなど、ほかの韓流アイドルたちにも影響を与えた。

記事は、第二の韓流トラブルとして、高岡蒼甫がツイッターでフジテレビの韓流偏重姿勢を批判した騒動を挙げる。日本ではテレビ局前で反韓流デモが起きていることや、「テレビ局が韓国歌手の出演を自制しようとしている」という日本の放送関係者の話しを伝えた。

これらのトラブルを受け、記事は「爆発的に高まる韓流人気を妬むように、日本の反韓流の動きも高まっている」と指摘。今後は、日本に進出しようとしている、または人気が上昇中の韓国アイドルたちのテレビ出演などが難しくなるのではないかと韓流ブームに懸念を示し、韓流関係者は反韓流感情をなだめる対応策を模索する必要があると伝えた。

参照:日本、韓流に「嫉妬」爆発したのか? - 明日新聞
参照:日本フジTV前でまた韓流反対デモ - YTN

(文:林由美)

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