【酒呑みおやぢの独り言】ビートたけしの名曲「浅草キッド」のくじら屋で
こんにちは、酒呑みおやぢです。前回のコラム「酒呑みおやぢの独り言」が好評だったようで、定期的に書かせていただく事になりました。
日曜日の昼下がり、いつもの様に聖地秋葉原で休日を満喫していると、7月の暑さ+人混み+アスファルトの照り返しにすっかりやられ「ビールでも飲むか……」という気分。
アキバで昼から飲める店を数軒回るも、同じ事を考える人は結構居るみたいで、どこのお店も満員御礼。御徒町行くか、神田に行くか思案を巡らせているとある一軒を思い立ち、つくばエキスプレスに飛び乗って二駅。
着いた先は浅草、
下町浅草に数あるお店の中から選んだ、今回紹介するお店はこちら
つくばエキスプレス浅草駅浅草寺側出口から徒歩3分。
ビートたけしの名曲『浅草キッド』の歌詞にも登場する名店です。
扉を開けるとカウンターだけの小さな店内はすでに八割方埋まっており、女将さんに空いてる席を勧められ、まずはビールと浅草キッドの歌詞に出てきた煮込みを注文。
煮込みはあっさり甘めの味付けで、モツが苦手な人でも食べやすい味。
甘めの後味が残る口内にビールを流し込めば、先ほどまでの暑さを忘れるくらい至福の時間。
当時くじらがいくら庶民の味だったとはいえ、売れてない芸人には高価な食べ物。
くじらより安価な煮込みを、ちびちびやりながら酒を飲んでる。って光景を、たけしは歌の中では「煮込みしかない〜」と歌ってました。
さて、そろそろ煮込みが無くなってきたので、待望のくじらを注文。
くじら料理の王道『竜田揚げ』から。
揚げたての竜田揚げに醤油を回しかけ、口に放り込んで「ハフハフ」。
くじらの旨みが口に広がってきたら、ビールを一気に流し込む……う〜ん、幾らでもいける!
たけしが売れない頃は、売れてる先輩芸人にここに連れて来て貰って、「鯨(げい)を食って芸を身に付けろ」なんて言われたそうです。
鯨と芸を掛けた洒落にあやかって、今回も一人飲みの相方『小説』をカバンから取り出してみる。
村山由香著【BAD KIDS】
この本の主人公は高校カメラ部の女性部長で、20歳上のカメラマンとの関係に苦悩している。
彼女が絶好の被写体と選んだ同級生のラグビー部員。実はこのラグビー部員が、同じラグビー部の仲間に密かな思いを寄せている……っという作品で……
ごめんなさい、『鯨』と『芸』と『ゲイ』をかけてみたかったんです……酒呑みおやぢだから許して。
小説を読んでいると、「お兄ちゃんは文学青年なの?」っと隣に座っていた初老の男性に声を掛けられ、小説を読む手を止めてお喋りを。
隣に座った見知らぬ人との会話、これも一人飲みの醍醐味ですよ。
20分ほどお喋りしていると、初老の男性が会計を済ませ店を後に。ついでに見ると手元のつまみも残りわずか……。
酒呑みおやぢはここぞとばかりにくじらのテキ(ステーキ)とたけしの歌に出てきたチューハイを注文してみました。
にんにくしょうがが効いたタレがくじらの旨みを倍増させて、甘めの後味のチューハイが口の中をさっぱりさせるナイスコラボ!
クイクイ飲み過ぎて、2杯目のチューハイを注文して店内の壁を見渡すとそこらかしこにサインだらけ。有名な人から、知らない人までびっしり埋め尽くされたサインの数々。
今でも年に数度お忍びで足を運んでいるというビートたけしと大将と女将さんの写真が飾ってあったり。(この横にはサインも)
北斗の拳・花の慶次の作者原哲夫とパチンコ花の慶次の主題歌を歌う角田信朗のサインがあったりと、サインを眺めて飲んでるだけでも楽しい店で、いつの間にやらチューハイ3杯目。
ビール2本にチューハイ3杯を空けたので、会計を済ませて店を出ると昼の暑さが嘘の様に涼しくなっており、こりゃもう一杯……っと、浅草名物ホッピー通りに足を向ける酒呑みおやぢでありました。
(文・写真:酒飲みおやぢ)
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つくばエキスプレス浅草駅浅草寺側出口から徒歩3分。
ビートたけしの名曲『浅草キッド』の歌詞にも登場する名店です。
扉を開けるとカウンターだけの小さな店内はすでに八割方埋まっており、女将さんに空いてる席を勧められ、まずはビールと浅草キッドの歌詞に出てきた煮込みを注文。
煮込みはあっさり甘めの味付けで、モツが苦手な人でも食べやすい味。
甘めの後味が残る口内にビールを流し込めば、先ほどまでの暑さを忘れるくらい至福の時間。
当時くじらがいくら庶民の味だったとはいえ、売れてない芸人には高価な食べ物。
くじらより安価な煮込みを、ちびちびやりながら酒を飲んでる。って光景を、たけしは歌の中では「煮込みしかない〜」と歌ってました。
さて、そろそろ煮込みが無くなってきたので、待望のくじらを注文。
くじら料理の王道『竜田揚げ』から。
揚げたての竜田揚げに醤油を回しかけ、口に放り込んで「ハフハフ」。
くじらの旨みが口に広がってきたら、ビールを一気に流し込む……う〜ん、幾らでもいける!
たけしが売れない頃は、売れてる先輩芸人にここに連れて来て貰って、「鯨(げい)を食って芸を身に付けろ」なんて言われたそうです。
鯨と芸を掛けた洒落にあやかって、今回も一人飲みの相方『小説』をカバンから取り出してみる。
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この本の主人公は高校カメラ部の女性部長で、20歳上のカメラマンとの関係に苦悩している。
彼女が絶好の被写体と選んだ同級生のラグビー部員。実はこのラグビー部員が、同じラグビー部の仲間に密かな思いを寄せている……っという作品で……
ごめんなさい、『鯨』と『芸』と『ゲイ』をかけてみたかったんです……酒呑みおやぢだから許して。
小説を読んでいると、「お兄ちゃんは文学青年なの?」っと隣に座っていた初老の男性に声を掛けられ、小説を読む手を止めてお喋りを。
隣に座った見知らぬ人との会話、これも一人飲みの醍醐味ですよ。
20分ほどお喋りしていると、初老の男性が会計を済ませ店を後に。ついでに見ると手元のつまみも残りわずか……。
酒呑みおやぢはここぞとばかりにくじらのテキ(ステーキ)とたけしの歌に出てきたチューハイを注文してみました。
にんにくしょうがが効いたタレがくじらの旨みを倍増させて、甘めの後味のチューハイが口の中をさっぱりさせるナイスコラボ!
クイクイ飲み過ぎて、2杯目のチューハイを注文して店内の壁を見渡すとそこらかしこにサインだらけ。有名な人から、知らない人までびっしり埋め尽くされたサインの数々。
今でも年に数度お忍びで足を運んでいるというビートたけしと大将と女将さんの写真が飾ってあったり。(この横にはサインも)
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ビール2本にチューハイ3杯を空けたので、会計を済ませて店を出ると昼の暑さが嘘の様に涼しくなっており、こりゃもう一杯……っと、浅草名物ホッピー通りに足を向ける酒呑みおやぢでありました。
(文・写真:酒飲みおやぢ)
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