先日、16年ぶりのテレビ出演で華々しく復活を遂げたユニコーンがきょう、新曲をリリースする。

きょう16年ぶりに発売されるユニコーンの新曲「WAO!」。作詞作曲を阿部義晴が手がけ、全盛期の破天荒さをそのままに残しつつも、それぞれのメンバーの進化が垣間見える一曲となっている。

歌詞は「波乗り」を連想するようなものが多く散りばめられているが、湘南を愛し、湘南に移り住んだ阿部ならではの歌詞と言えよう。基本的に「泣かせる」ものでも「唸らせる」ものでもない。ただ、「音を楽しむ」ということを極めた歌詞と言えよう。

シングル「WAO!」の初回盤にはDVDが付いており、今回のアルバムレコーディングに至る過程をメンバーが解説したドキュメンタリーが収録されている。発売元のソニーミュージック(Ki/oon Records)によると、レコーディング風景にとどまらず、飲み会に至るまで、メンバー5人の貴重な映像が盛り沢山だという。

さらに、来月18日にはファン投票により選ばれたファンによるリクエストベストとなるアルバム「I LOVE UNICORN 〜FAN BEST〜」が発売されることが決定した。人気曲をリマスタリングし収録しており、懐かしいサウンドがハイクオリティで楽しめるようになっている。往年のファンはもちろん、解散後にファンになったという人や、PUFFYや木村カエラ、氣志團などを通じてユニコーンを知ったという人には入門盤となるだろう。

ところで、今回の新曲「WAO!」の作詞作曲を手がけ、メインボーカルを務める阿部義晴が、ユニコーン再結成以来の沈黙を破り、ついにブログでコメントを発表した。

「2009ねん」と題したエントリーで阿部は冒頭、「申し遅れましたが、ユニコーンはじめました。」とコメント。ミュージックステーションの出演時にも語っていたように「メンバーそれぞれが素晴らしい才能を持ち合わせていること」を改めて実感し、音楽を楽しんでいるという。

阿部は3年前、自身の40歳を記念したライブ「阿部義晴音楽祭〜仲間とノリノリ40祭〜」で、「20代は好きな音楽をやらせてもらった。30代はその恩返しとしてプロデュース業を行い、若手に音楽の楽しさを伝えた。40代は、迷走する音楽業界をただしつつ、もう一度自分に素直に、やりたいことをやりたい」と語っていた。この時すでに、阿部はユニコーン再結成を考えていたのかもしれない。

そして阿部はブログの記事の最後にこう綴っている。「身近な人を幸せに出来なければ、世の中を幸せになんて出来っこないんだぜ。若きミュージシャンに、大切な仲間に、現在ここに来てくれている皆に、四枚目の葉が見つかりますよう。。。WAO!WAO!WAO!WAO!WAO!」

(編集部 鈴木亮介)

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【参照】
阿部義晴/四ツ葉の森(ブログ編)