墓じまいを経験した人はなぜ決断し、どのような段階を踏んだのだろうか。「お墓」に翻弄された3人の話を聞いてみると、今の時代の課題が見えてきたこの記事のすべての写真を見る* * * * * * *何十年も《嫁》として
守ってきたが阿部真澄さん(71歳・仮名=以下同)が山形県の内陸部にある阿部家の墓じまいを終えたのは、2022年10月。思い立ってから5年の歳月がたっていた。阿部さんは舅、姑を見送った後、66歳の時に夫と離婚