童謡「赤い靴」の寂しげな旋律と物悲しい歌詞は、一度聴いたらいつまでも耳に残り、強いインパクトがある。この歌に出てくる「赤い靴をはいた女の子」には「岩崎きみ」というモデルがいたとされ、その生涯はどうやら不遇なものだったようだ。歌詞では「異人さんにつれられていっちゃった」とあるが、実際には外国に渡っておらず、むしろ保護者であった外国人に置き去りにされ、日本の孤児院で病によって短い生涯を終えた岩崎きみの