中国遼寧省の丹東市は、鴨緑江越しに北朝鮮を眺められるとして内外から多くの観光客が訪れる。中でも人気を集めているのは、北朝鮮の目と鼻の先ま接近する遊覧船だ。国境は川の真ん中に引かれているのではなく、共同管理という位置づけなので、相手国に接岸しない限りは航行が自由なのだ。遊覧船が人気なのは北朝鮮側も同じだ。ときには、乗客が鈴なりになっている遊覧船を見かけることもあったが、今では運航できなくなっている。