16日放送、TBS「S1」では、トロントブルージェイズとの契約が今季で終了となり、その去就に注目が集まる川崎宗則が出演。持ち前の明るさで番組を盛り上げつつ、日本球界復帰の可能性についても言及した。

番組冒頭から日米野球で勝ち越しを決めた侍ジャパンを「サムライ、スゴイ。カタナ、キリマクリ」と片言の日本語で絶賛した川崎は、「カノがケガしたんでカノのユニフォームを借りて準備は出来てたんですけどオファーがこなかった」などとのっけからエンジン全開だ。

また、自身の今季を振り返れば「やられっぱなし。まだまだ研究が必要」という川崎だったが、支えとなった長男・逸将君が8月16日生まれと紹介されれば「（8月16日で）ヤッタね、イチロー。野球、イチロー。なんとダルビッシュと一緒。これで野球しなかったらとんでもないことになるよ。サッカーでもやるんじゃないかとドキドキしてる」とまくし立てた。

すると番組では「日本人潰し回避術」として、過去に多くの日本人内野手がゲッツーの送球時にこれを妨害しようとする相手選手のスライディングによって負傷しているシーンについて、川崎がマリナーズ入団時にブレンダン・ライアンから教わったという対策を紹介した。

「（ベース上ではなく）守ってるここ（時点）で臭いを感じる。危険なヤツかどうか。スライディングが危ないヤツかどうか。例えば点差が1点だとか、これが入ったら勝ち越しとか色んな状況がある。10-0で勝ってるのに負けているのにそんなことはしない。デッドボールぶつけられたとか、怒ってるとか」。

こう切り出した川崎は、具体的な捕球から送球について「ベースを味方にして。ベースが邪魔だから。それプラス、僕は捕って下から（一塁に）投げる練習をする。こうすると（上から投げると）やられる。だって（足元が）がら空き。こうやると（下から投げようとすると、スライディングしようとするランナーと）目が合う。スライディングするほうも“あっ”て思う。わざと目を合わせる。こいつも目でくる。でも俺はボールを持ってる。俺のほうが強い。スライディングも少し弱まる。それでも痛いです」と独特な口調で説明した。

さらに来季は日米二つの選択肢を持っているという川崎。「今の気持ちはハーフ・ハーフ」と浅田真央の言葉を引用しながらも、「でも全然近いうちじゃなくていいですよ。来年のシーズンは日本もアメリカも4月ですから」と焦りはない様子。「イチローさんに相談は？」と訊かれれば、「イチローさんに相談はしません。（イチローの去就については？）イチローさんのこと気にしている場合じゃないですよ。自分のことにいっぱいいっぱい」と述べた。