長友「もっとバラバラになるかなと思っていた」
思った以上にできたと感じたのは守備の部分だ。4-3-3という今まで馴染みのないシステムに取り組み始めたばかりであるうえに、初招集組を含め、経験の浅い選手が何人もいたメンバー構成。それでも「世界のトップ10、トップ8に入るウルグアイ」(アギーレ監督)を相手に対し、ミスによる失点場面以外はあまりチャンスを与えなかったのは収穫だ。長友は「ブロックをつくるとあれだけのメンバーをそろえたウルグアイでもなかなかチャンスをつくれなかった」と胸を張った。
一方で、攻撃面ではプレゼンテーションできるレベルに至っていなかったという見立てだ。中盤にプレーメーカータイプがいなかったという割引材料はあるが、それでも「ボールを奪ったあとの攻撃の迫力に欠けていた。もっと追い越す選手が出て来ないと難しい。前の3人だけだと強豪相手だと通用しない。中盤やサイドバックが連動する攻撃を出せないと厳しい」と力を込める。
とはいえ、新体制はまだスタートしたばかり。「監督も、チームというより個人をしっかり見たかったと言っていたし、プレーの特徴を監督もまだ知らない状態だと思う」と手探りの状態であることを示しつつ、「今はとにかく監督の要求をしっかりこなす時期」と、ベース固めを優先させるべきであることを強調した。
(取材・文 矢内由美子)

