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マランツは6月20日、ピュアベーシックシリーズのプリメインアンプ「PM5005」とCDプレーヤー「CD5005」を発表した。発売は7月中旬で、希望小売価格はいずれも32,500円となっている(税別)。

2製品は、2010年6月に発表された「PM5004」「CD5004」の後継モデル。PM5005は、エントリークラスのPM5000シリーズとしては初めて、プリアンプ部に「HDAMRSA2」と「HDAMRSA3」によるフルディスクリート構成の電流帰還型増幅回路を採用。従来機ではオペアンプを使用していたプリアンプの初段をディスクリート化することで上位機種に迫る再現性を実現した。

パワーアンプには、V/Iサーボ回路を搭載。ノイズの低減と高いスケール感を実現している。定格出力は、8Ω負荷時が40W×2で、4Ω負荷時が55W×2。周波数特性は10Hz〜50kHz(+0dB、-1dB)で、全高調波歪率は0.01%(20Hz〜20kHz、2ch駆動、8Ω負荷)となっている。

入力インタフェースはPHONO(MM)、CD、TUNER、NETWORKを各1系統、RECORDER端子を2系統装備している。NETOWRK入力はネットワークレシーバーを接続するためのRCA端子で、RJ-45端子ではない。本体サイズはW440×D370×H105mmで、質量は6.7kg。

CD5005では、従来である機CD5004からメカ部分とDACを一新。メカ部分は上位機種の「CD6005」と同じものとなった。DACは、「SA8005」にも採用されている、シーラスロジック社の「CS4398」。クロックをDACの近くに配置することで、安置した制度を実現している。

アナログ回路では、高速電圧増幅モジュール「HDAMRSA2」をバッファとして使用。チャンネル間のセパレーションと空間表現力を高めている。

周波数特性は2Hz〜20kHz(±0.5dB)で、S/N比は110dB、高調波歪率は0.002%(1kHz)となっている。出力インタフェースは、同軸と光のデジタル音声出力を各2系統、アナログ音声出力を1系統装備する。本体サイズはW440×D340×H105mmで、質量は5kg。

(村田修)