新たな氷河期を迎えた地球の救世主なのか!? 名優エド・ハリスが演じる謎多きウィルフォード

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AOL Newsが8週連続で展開している『スノーピアサー』キャラクター紹介企画。第三弾は、いぶし銀の名優エド・ハリスの登場だ。

エド・ハリスといえばこれまで、『アビス』(89)、『アポロ13』(95)、『めぐりあう時間たち』(02)などハリウッドの良作&話題作にコンスタントに出演、アカデミー賞ノミネートも何度かされ、『トゥルーマン・ショー』(98)ではゴールデングローブ助演男優賞を受賞している演技派だ。また日本でも公開されたばかりの『ゼロ・グラビティ』にも参加しており、出演作を選ぶ力にも定評がある。

そんな彼が、韓国の鬼才ポン・ジュノ監督初の英語作品&インターナショナルキャストとなる超絶映画『スノーピアサー』に出演というのだから見過ごせない!
ポン・ジュノが契約している米大手エージェンシー「Creative Artists Agency, L.L.C.」に所属している縁で、いち早く本作の製作情報をキャッチしたというエド。さっそく自身のキャリアに『スノーピアサー』を加えることになったわけだ。

彼が演じるウィルフォードは、新たな氷河期を迎えた地球を走るノアの方舟的列車「スノーピアサー」を作った人物その人にして、巨大企業ウィルフォード産業の代表でもある。未来のノアの箱舟たる列車を作った彼こそ、未来の予言者"ノア"ともいえる存在?

今回解禁された場面写真でウィルフォードが身にまとうのは、これまで紹介してきたギリアム(ジョン・ハート)、ナムグン(ソン・ガンホ)、ヨナ(コ・アソン)の薄汚れた衣服とはうって変わって上質なガウン。その場所もどこか近未来的な空間で、誰かと話をしながら優雅に料理をしており、背後に巨大なサークル状の設備が見えるのも気になるところだ。

エドはこの謎の多いウィルフォードという役についてこう語っている。

「彼はビジネスマンでもあり、起業家でもあり、エンジニアでもあり、物理学者でもあり、また精神科医でもあれば、シャーマンのようなところもある。ウォルフォードがこの列車の乗客に課す制圧は、今日の世界の状況に明らかに似ているんだ」。

週を追うごとに徐々に明らかになっていく『スノーピアサー』の登場人物たち。次週も請うご期待!

『スノーピアサー』は2014年2月7日(金)、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー

■エド・ハリス
1950年11月28日、アメリカ、ニュージャージー州生まれ。デビュー以来、観客の心に長らく残る印象を与え続けてきた偉大な俳優である。デビュー以来多数の作品に出演し、偉大な俳優であり、映画監督でもある。『トゥルーマン・ショー』(98/ピーター・ウィアー)でゴールデングローブ賞助演男優賞を、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(05/デビッド・クローネンバーグ)で全米映画批評家協会賞助演男優賞を受賞したほか、数々の受賞に輝く。『ポロック 2人だけのアトリエ』(00)では監督デビューを果たし、アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされている。その他の出演作は『ライトスタッフ』(83/フィリップ・カウフマン)、『プレイス・イン・ザ・ハート』(84/ロバート・ベントン)、『アラモベイ』(85/ルイ・マル)、『アビス』(89/ジェームズ・キャメロン)、『摩天楼を夢みて』(92/ジェームズ・フォーリー)、『ザ・ファーム/法律事務所』(93/シドニー・ポラック)、『アポロ13』(95/ロン・ハワード)、『ザ・ロック』(96/マイケル・ベイ)、『ビューティフル・マインド』(01/ロン・ハワード)、『めぐりあう時間たち』(02/スティーブン・ダルドリー)、『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記』(07/ジョン・タートルトーブ)、『崖っぷちの男』(12/アスガー・レス)など。

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【参照リンク】
・『スノーピアサー』公式サイト