福岡県議会「カツアゲ問題」告発者を支える重鎮議員 “姪”はフジの女子アナ「夜飲みにも行けんし、大変よねぇ」
カネを要求された、カツアゲ同然だ――。全国が注視する「金銭授受騒動」で大揺れの福岡県議会。孤軍奮闘中とも映る告発者の県議には、じつは後ろ盾がいた。その人物はしかも、全国に名を知られる人気アナと意外な関係があったのだ。
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【写真を見る】姪を応援する“重鎮”中村明彦議員 「可愛くて喋りがうまい子ばかりの中で…」
“県議会のドン”当選回数を上回る超重鎮
2020年の議長就任にあたり自民会派幹部から多額の現金を要求され、支払った。そう告発する吉松源昭(もとあき)県議(58)は、幹部との会話を録音したとする音源も公開。議会定数87のうち41議席を占める自民党相手に大奮戦中で、醜聞は“県政のドン”こと現議長の藏内勇夫氏(72)を痛撃している。

「吉松氏はもともと自民党所属でしたけれど」
とは地元記者。
「24年10月の衆院選に福岡4区から無所属での出馬を強行して落選。その翌々月、自身の失職などにより行われた県議選補選で当選し、一人会派の『自由と繁栄の会』を旗揚げしました」(同)
だが、自民党から“はぐれた”形の吉松氏の会派に合流した県議がいる。
「中村明彦氏(71)です。当選11回で、藏内氏の10回を上回る超重鎮。7回の吉松氏にとっては、頼もしい大先輩にあたります」(同)
自民会派を追い出され……
中村氏も自民党所属だったが議長は未経験。当選4期目の01年に1度目の議長職に就くなど地歩を築いた“後輩”の藏内氏との間に、だんだんと距離が生じていく。
「そして昨年、中村氏は自民会派を追い出されます」
と、県政関係者が言う。
「会派がいったん解散し、なんと即日再結成。そこに一人加われなかったのが中村氏でした。23年の北九州市長選で自民が推した候補を支援しなかったとの疑いをかけられ、会派からにらまれていたことが放逐劇の引き金ともいわれます」(同)
以後、中村氏は吉松氏の会派に入り、現在に至る。
「吉松氏にとって中村氏は精神的支柱。反藏内の動きの背後には両氏の強力なタッグがあると見られ、自民側は戦々恐々です」(同)
その中村氏が吉松氏以上に“推して支える”人物がいた。フジテレビの井上清華アナ(31)である。
「井上さんは中村氏の妻の弟の娘、つまり義姪だわ」
そう語るのは、県議会の事情に通じる関係者だ。
「姪に入れてくれんね」
「彼女は青山学院大学2年生の時に『ミス青山コンテスト2015』に挑戦した。最終選考にまで残ってね。ウェブ投票とかいうヤツで誰もが応援先にネットで票を投じられたんだけど、中村氏は周囲に“うちの姪に入れてくれんね”と熱心に言い回ってたっけね」(前出の県議会の事情に通じる関係者)
卒業後、18年にフジ入りすると、3年目で朝の看板ニュース番組「めざましテレビ」のMCに大抜てき。
「持ち前の明るさと絶妙な合いの手でたちまち人気を博し、『好きな女子アナ』ランキングで5位に入ったことも。苦境のわが社を背負って立つ、名実共にエースです」(フジ社員)
ご本人は「頑張ってるんじゃないの」
そんな姪の活躍ぶりを、当の中村氏はどう見るか。
「フジテレビには何十人も女子アナがいるそうで、そのすごいサバイバルの中で頑張ってるんじゃないのかな。実力の世界やから。かわいくて喋りがうまい子ばかりの中で生き抜いていくっていったら、すごいことよね」
ただ、こんな心配も。
「夕方の6時に寝て午前1時くらいに起きて……。それを5年以上も続けてるんだから。夜飲みにも行けんし、大変よねぇ」
担当中の「めざまし」は7月14日と15日に「カツアゲ問題」を取り上げている。井上アナは、男性アナの解説にうなずいたり、相づちを打ったりで自ら言葉は発しない。表情ひとつ変わらないのもさすがプロ。話戻って中村氏に、告発者たる吉松氏の頑張りについて尋ねれば、
「吉松さんよくやってるよ。覚悟決めてやってます」
と、こちらも褒めるが、この件で吉松氏に指導は?
「それはね、ご想像にお任せします」
「週刊新潮」2026年7月30日・8月6日号 掲載
