ある日夫が持ち帰ってきたのはうずらの卵。そんな彼の嫌がらせが、こんなことになるなんて…。

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「これ、孵化させて」

嫌がらせとして持ち帰られた卵をきっかけに、家族への責任を放棄して妻の関心を引こうと暴走する夫・和史と、すでに心を通わせることを諦めた妻・あすかの姿を描いた物語。夫婦間の溝が埋まることなく、互いの執着と虚無感が加速していく破滅的な展開があとを引く衝撃作品です。



■『うずら男〜モラハラかまって夫が人間をやめるまで〜』あらすじ

■異常な夫のモラハラ







妻の関心を惹くため、我が子にすら嫉妬し狂言自殺や脅迫を繰り返すモラハラ夫。

■うずら卵の嫌がらせ







妻の就職を阻止するため、嫌がらせで「うずらの卵を孵化させろ」と理不尽な命令を下します。

■破滅へのカウントダウン





妻を縛るはずのうずらに夫自身が狂わされ、家庭が崩壊し人間性を失っていき…。

■作者の声

これ系のドラマや漫画に、以前の私は「言い返しゃいいじゃーん!」とツッコむ側の人間だったのですが、いろいろ実際のカサンドラ症候群の例などを調べていくうえで「反論する方がこじれる」とか「従っているほうが平和」という状態になってしまうことが往々にして起こると知りました。では、夫はどうしてそんな風になってしまったのか、という部分をちゃんと追っていきたいと思いました。

和史のモラハラ行動の根っこは「あすかに愛されたい」という強い思いであって、サディスティックな嫌がらせではないんですね。あすかを苦しめることで喜んでるわけではない。そこはブレないように気をつけました。幼稚な行動や神経質な部分も子供時代の回想編で「どうしてこうなった」かが描けたかと。けっこうかわいそうな奴なんです、和史も。

普通のモラハラ漫画だと思って読み始めた方は、びっくりさせてスミマセン。でも「セミフィクションとはいえこれは盛り過ぎだろ」と思われるようなエピソードの多くが取材に基づく実話の部分だったりします。それをふまえて読み返すと二度怖いかもしれません…!

取材=レタスユキ/文=レタスクラブWeb編集部