「ゆるく婚活中」だった48歳男性が「底知れぬ恐怖を感じた」ワケ。独身男性が“アラフィフ”になって思い知る現実とは
こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
筆者はLINE公式サービスにて計1万件以上のチャット恋愛相談を受けてきました。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがい、知見を深めているのです。
2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。
※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。
今回お話を聞かせてくれたのは、40代に入ってからゆる〜く婚活を始めていたものの、とうとうアラフィフになってしまい焦っているという河野大輔さん(仮名・48歳・男性)。
「20代、30代の頃は女遊びがやめられなくて結婚なんて考えていませんでした。でも40代に入ってさすがにそろそろ婚活を始めるかと。
けど、そんなに結婚願望が強いわけでもなかったし、婚活にガチになってるって思われるのもなんだか恥ずかしくて、マイペースにゆるゆると婚活をしていたら、気付いたらアラフィフ。
50歳が近づいたことで60歳、70歳、80歳という老後の生活をリアルに考え始めるようになったんです。いつまでも女遊びを続けられるわけもないし、僕には趣味という趣味もないし、男友達も少ない。急に老後の孤独な日々に底知れぬ恐怖を感じるようになって……。
今はけっこう必死になって婚活をしているんですけど、50近いとなかなかうまくいかず。“時すでに遅し”なんじゃないかってビビッてしまっています(苦笑)」(河野大輔さん)
◆就活で必死になると「偉い!」と称賛されるのに
実は河野さんのようなケースは意外と“あるある”。
年齢を重ねていくうちに老後の孤独な生活をリアルにイメージするようになり、ようやく焦り始めて一生懸命婚活に精を出すものの、もう婚活市場での自身の市場価値が激減してしまっている――そんな独身男性は少なくないのです。
河野さんは婚活に必死にならない期間が長かったそうですが、そこには「結婚願望が薄かったこと」と「婚活に本気になるのが恥ずかしかったこと」の2つの理由があったのでしょう。
例えば、以前は「べつに結婚できなくてもいい」と思っていたような人が、価値観が変化して「絶対に結婚したい!」と考え方が変わることは当然ありえます。
ただ、問題なのは「結婚願望が薄かったこと」以上に「婚活に本気になるのが恥ずかしかったこと」なのです。
確かに世間的にも、就活を必死にがんばっている人は「偉い!」と称賛されるのに、婚活を必死にがんばっている人に対して冷めた視線を送ったり嘲笑したりする層は一定数います。
◆婚活は就活より4〜5倍、人生への影響が大きい?
そのため河野さんのように、婚活に一生懸命になっていることを恥ずかしがってしまう人も多いのですが、その思考回路は非常に論理的ではないと思うのです。
筆者はむしろ就活と同等かそれ以上に婚活は必死になったほうがいいという考え方。
なぜなら就活も人生がかかっているでしょうが、婚活のほうが人生を大きく左右する可能性が高いからです。
今のご時世、新卒入社した企業で定年退職するという考え方は過去のもので、社会人人生が40年ほどあるとしたら何度か転職して複数の会社を渡り歩くという考え方のほうが一般的。
