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 女子サッカーのなでしこリーグ2部「ディオッサ出雲FC」(島根県出雲市)に所属するブラジル人2選手が監督らからセクハラやいじめを受けたと訴えている問題で、同クラブは16日、クラブ公式サイトで声明を発表した。

 クラブは公式サイトで「クラブの活動が始動した時より、ディオッサ出雲FCに対しまして温かいご声援とご激励をいただいた大勢のサポーターの皆さま、そして最大限のバックアップをいただきました各種スポンサーの皆さま、また、練習環境をご理解いただき選手雇用をしていただきました雇用パートナーの皆さま、各種イベントにお声がけをいただいた地域や団体の皆さま、支援体制の構築をいただいたディオッサ12の皆さま、全ての皆さまへ」とし、日本語とポルトガル語で声明を発表。

 「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」とのなでしこリーグの理念のもと地域とともに、アカデミーの普及活動、そして多様性を大切にしながらクラブは進んでまいりました。この度の一件にて、それぞれの皆さま方に、ご心配とご迷惑をおかけしましたこと、クラブスタッフ一同心より深くお詫び申しあげます」と謝罪。

 続けて「記者会見後、メディア等にて様々な報道がなされている中ではありますが、現在継続的に内容精査と事態解決へ向けての調査中であります。そのような中で、週末に行われます「皇后杯全日本女子サッカー選手権大会」に向けて選手一同練習にひたすら汗を流し、応援していただいているサポーターの皆さまのため、勝利を目指して頑張っておりますので、引き続きのご声援とご理解をいただきますようお願い申しあげます」と呼びかけた。

 ディオッサ出雲FCのブラジル人選手、ラウラ・スペナザット(26)とフェへ・タイス(25)は今月6日に出雲市で会見。チームが通訳を同行させる契約義務を怠った上、監督らからセクハラやいじめを受けて精神疾患と診断されたとして、監督らの解任を求めたと明らかにした。日本女子サッカーリーグにも被害を告発していた。

 弁護士によると、ミスをした際は男性の監督らからポルトガル語で「性器」などを意味する言葉を投げかけられたという。ともに7月にうつ状態と診断され、8月から練習に参加できていない。