国民的アニメ「サザエさん」放送55周年でギネス世界記録更新認定 声優・加藤みどりも「重みのある賞」
フジテレビの国民的アニメ「サザエさん」が10月にアニメ番組として前人未到の放送55周年を迎え、同月6日の放送をもってギネス世界記録を更新されたことが認定されたと16日、発表された。また、同アニメのフグ田サザエ役を演じる声優・加藤みどり(84)も自身が保持する「同一のテレビアニメ番踏みのキャラクターを最も長く演じてきた声優(女性)」のギネス世界記録を更新したことも認定された。
1969年10月5日に放送を開始した「サザエさん」は、2024年10月、アニメ番組として前人未到の放送55周年を迎えた。ギネスワールドレコーズ社は、2024年10月6日の放送をもって、「サザエさん」が保持している「最も長く放映されているテレビアニメ番組」のギネス世界記録を更新したことを認定した。
また、初回放送からサザエ役を演じてきた声優の加藤も、自身の保持する「同一のテレビアニメ番組のキャラクターを最も長く演じてきた声優(女性)」のギネス世界記録を更新したことも認定された。
11月15日に「サザエさん」ゆかりの地である世田谷区桜新町の長谷川町子美術館で、2つのギネス世界記録の認定式が行われ、ギネスワールドレコーズジャパン代表・石川佳織氏から「サザエさん」と加藤に認定証が授与された。
なお、アニメ「サザエさん」と加藤のギネス世界記録が認定されるのは、放送50周年を迎えた2019年以来となる。本記録は、21日発売の「ギネス世界記録2025」に掲載される。
そんなメモリアルな年を記念して、フジテレビでは25日〜12月1日の1週間を「祝・放送55周年 秋のサザエさんウィーク」と銘打ち、「サザエさん」にちなむさまざまなスペシャルコンテンツを放送することを決定した。25日から29日午後6時50分〜同7時の10分枠では、55年の歴史から厳選したエピソードを「秋の傑作選」として毎日放送する。
さらに、26日午後7時から「国民的アニメの祭典 サザエさん55周年SP」を放送。サザエさん一家をはじめとするキャラクターの新たな一面が明らかになるかもしれない。MCにお笑いコンビ「麒麟」川島明と女優・内田有紀を迎え、豪華ゲストと共に、キャラクターたちの爆笑エピソードをたっぷりと届ける。
そして、12月1日には「サザエさん」放送55周年記念1時間スペシャルも放送する。
ギネス世界記録更新が認定された加藤は「50周年で一度受賞させていただいてから5年後の55周年でもう一度いただくことになりました。この5年間はあっという間でしたが、アニメ1本1本に携わる人間も多くおりますし、より重みのある賞として大切にさせていただきます。ここまで来られたのは制作の皆様のおかげもありますが、1番は普段から見てくださる視聴者の皆様のおかげです。これからも、ぜひお孫さんの代までも、ご覧ただけるとうれしいです」とコメントした。