富士フイルムは、Xマウント採用の大口径標準ズームレンズ「フジノンレンズ XF16-55mmF2.8 R LM WR II」を12月に発売する。推定売価は18万9,200円(税込)。

2015年2月発売の「XF16-55mmF2.8 R LM WR」をリファインした製品。光学性能をアップした上で、小型軽量化を果たした。引き続き鏡筒にレッドバッジを配しており、XFレンズラインアップにおける上級ラインであることを表明している。

APS-Cサイズ相当のイメージサークルに対応する標準ズームレンズで、35mm判換算での焦点距離は24-84mm相当。ズーム全域で開放F2.8の明るさを実現している。

レンズ構成は非球面レンズ4枚、スーパーEDレンズ1枚、EDレンズ3枚を含む11群16枚。画質面では周辺部の解像度向上、色収差の抑圧、円ボケで生じる輪帯模様の低減といった点を向上させたという。

なお、絞り羽根の枚数が前モデルから増えている。9枚から11枚になった。

最短撮影距離は30cm。最大撮影倍率は0.2倍。

鏡筒は12カ所にシーリングを施した防じん・防滴構造。-10℃の耐低温性能も有する。最前面のレンズには、フッ素コーティングによる撥水・防汚性能を備える。

重量は前モデルの655gに対して410gとなり、大幅な軽量化を実現している。全長も11mm短縮した。

FUJIFILM X-H2に装着

FUJIFILM X-T5に装着

レンズ構成:11群16枚(非球面レンズ4枚, EDレンズ3枚,スーパーEDレンズ1枚) 焦点距離:16-55mm(35mm判換算24-85mm相当) 開放絞り:F2.8 最小絞り:F22 絞り羽根枚数:11枚(円形絞り) 最短撮影距離:30cm 最大撮影倍率:0.21倍(望遠端) 外形寸法:約φ78.3mm×95mm 質量:約410g