岡田将生、愛すべき天然炸裂!『ザ・トラベルナース』制作発表会見で中井貴一から“公開ダメ出し”

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卓越したスキルと熱い哲学を持った“最強曲者ナース・コンビ”が、患者ファーストで医療現場を改革していく岡田将生主演の痛快医療ヒューマンドラマ『ザ・トラベルナース』(脚本/中園ミホ)。

10月17日(木)から待望の続編をスタートさせる本作が、テレビ朝日本社にて制作発表記者会見を開催した。

【映像】“岡田将生×中井貴一”最強のナース再始動!1分でわかるザ・トラベルナース

最強ナース・コンビを演じる岡田将生(那須田歩・役)&中井貴一(九鬼静・役)、最大の敵となるクリーンな院長・薬師丸卓を演じる山崎育三郎、個性的なナース仲間を演じる森田望智(中村柚子・役)、野呂佳代(森口福美・役)、安達祐実(金谷吉子・役)、寺島しのぶ(愛川塔子・役)といった総勢7名の豪華出演者が登壇。

息ぴったりの軽快トークで取材陣の笑いを取った。

◆岡田将生がコメント泥棒!?

出演者の挨拶でスタートした会見。

当日はあいにくの雨模様だったため、トップバッターの岡田は「足元が悪いなか、来ていただいてありがとうございます」と切り出したのだが、これが思わぬ事件に発展する。

なぜか大焦りで謝りはじめる岡田。実はこの挨拶コメントは、もともと野呂が言う約束だったのだ。

野呂がすかさず「一生忘れません!」と睨みをきかせるなか、ほかの出演者たちも嬉々として「足元が悪いなか…」と挨拶でボケて会場は爆笑の渦に。

さらには、ようやく自分のターンが回ってきた野呂が「前から後ろから横から雨が降りしきるなか、お越しいただきましてありがとうございます」と、斜め上を行く新フレーズで逆襲。鮮やかな連携プレーにキャスト陣も取材陣も大ウケ、笑いの絶えない賑やかな幕開けとなった。

◆撮影現場でもチームワーク最高!

会見だけでなく、撮影現場でもキャスト陣のチームワークはバッチリだ。

岡田は「続編で帰ってくることができて、とてもうれしい。日々楽しく撮影しています」とニッコリ。中井からも「岡田将生という俳優がものすごく成長しているのを感じ、楽しみながらお芝居させていただいています」と、充実感にあふれたコメントが飛び出した。

一方、途中参加となる新キャストの山崎&森田も、最初こそ「すごく緊張していた」というが、瞬く間にチームに溶け込んだそう。

山崎が「岡田くんや貴一さんのことを前からよく知っていたこともあり、今はリラックスした状態で、楽しみながら演じることができています」と笑みをこぼせば、森田もしみじみと「本番前に貴一さんから『間違えてもいいから、この現場ではどんどん挑戦していこうね』と声を掛けていただき、一気にリラックスできました」と回想。

森田との共演シーンが多い安達も「すごく馴染んでくれている」と、頬を緩めた。

ナースたちをまとめる寺島も「チームワークはもう最高!」と太鼓判を押すキャスト陣。たしかな信頼感のもと、彼らが一丸となって築き上げていく掛け合い&物語に注目だ。

◆天然が止まらない岡田に…

さらにこの日は、岡田が言葉のチョイスを間違え、中井に「言ってることがわからない(笑)」とツッコまれるなど、愛すべき天然っぷりを次々と発揮。ナースにとって大切な観察力の高さを試すべく行われたクイズでも、破壊力抜群の岡田イズムが炸裂することに。

「岡田さんが今気になっていることは?」というクイズでは、森田が「少しヒントが欲しい」とお願いしたにもかかわらず、正解をフリップに記入するのに夢中で、うっかりガン無視。

さらに、「リアリティーショー」(山崎)や「ゴルフ」(寺島)、「大丈夫大丈夫、ウケてるウケてる」(野呂)など多種多様な解答が飛び出すなか、「番組の成功」と解答した中井が「これじゃなきゃダメでしょ!この場でそう言える主役じゃないと、僕たちはついていけない」と力説した。

しかし、岡田がしたためていた正解は「今この部屋にいる皆さんが楽しんでくれているか」という、真摯な思い。その誠実さを内心しっかり受け止めつつも、サービス精神旺盛な中井は「答えが中途半端でしょ!ここで“リアリティーショー”だったらおもしろいのよ!」とダメ出し。

ドラマのなかで歩&静が繰り広げる丁々発止の掛け合いさながらな大先輩の愛と笑いに満ちたダメ出しに、岡田もうれしそうに応戦。ふたりのやりとりをたっぷり堪能した取材陣からも、拍手喝采が起こった。

◆岡田&中井がドラマの魅力を熱弁

次々と爆笑をかっさらい、会見を盛り上げた岡田&中井。言わずもがな、その根底にあるのは『ザ・トラベルナース』をより多くの人に届けたいという、切なる思いだ。

会見でも「『医療のシーンでは真剣に、嘘がないよう、患者さんに寄り添っていこう』と、皆さんと同じ目標を共有しながら、集中して撮影をしています」(岡田)、「このドラマでは実際にあったことを題材に、物語を創造しています。大きな嘘と小さな真を楽しんでいただけるドラマになれば」(中井)と、まっすぐな眼差しで強調。

また、初回のみどころとして、岡田は「クランクインの日にいきなり撮影した歩と静の長尺会話」、中井は「タガログ語での心肺蘇生法の説明」をピックアップ。緩急自在なトークで取材陣の興味を大いにあおり、会場を後にした。