9回、万波(左)に同点ソロを浴びた益田(撮影・中島達哉)

写真拡大

 「CSパ・ファーストS・第2戦、日本ハム3−2ロッテ」(13日、エスコンフィールド)

 ロッテは痛恨のサヨナラ負けで、1勝1敗のタイに持ち込まれた。2年連続のCSファイナルS進出は14日の第3戦にもちこされた。

 初回は1死から藤岡が右前打を放ったが、その後は日本ハム先発・金村の前に打線は封じ込められ四回まで無安打。だが、CS男の安田が0−0の五回に先制弾を放ち試合を動かした。2死から打席に入り、初球のカーブを一閃(いっせん)。右翼ブルペンへの弾丸ライナーとした。

 1−0の七回には、先頭で角中がカウント1−2と追い込まれながらも、147キロの直球を一振りし打球は右翼ブルペンへ一直線。貴重な追加点を奪った。

 投げては小島が6回1/3を5安打1失点。初回から三回まで毎回先頭に内野安打を許したが無失点。六回まで二塁を踏ませなかった。だが、七回には2四球で1死一、二塁とし、降板となった。

 2番手には横山が登板。暴投と内野ゴロで1点を失った。なおも2死三塁とピンチは続いたが、最後は水野の内角高めへの154キロ直球が見逃し三振に斬り、最少失点でしのいだ。

 しかし、九回に登板した守護神益田が1死から万波に痛恨の同点ソロを浴びると、延長十回には5番手沢村が2死一、三塁のピンチを招き、浅間に劇打を浴びた。沢村は両膝に手をつき、呆然とマウンドに立ち尽くした。