Photo: Kyle Barr - Gizmodo US

テレビを見ているとCMが入ります。いや、正確にはテレビに映るコンテンツの途中に広告が入ります。

もし、そのコンテンツが映ってないときも、つまりテレビを見ていないときにも広告が入りますって言われたらどうです? LGはそんな広告ゴリゴリのテレビに前向きのようです。

スクリーンセーバー型広告

テレビをレビューするネタ元のFlatpanelsHDが、LGの新型テレビ「LG G4 OLED TV」をレビュー。いわく、仕様としてスクリーンセーバー型広告を見つけたといいます。

スクリーンセーバー型広告とは、昨今のテレビにあるあの機能。テレビを点けてはいるけれどコンテンツが流れていないときに、オーロラやお花など美しい画像を流して画面焼き付けを防ぐ機能。FlatpanelsHDが発見したのは、そのスクリーンセーバーが始まる前に広告が挿入されるというもの。

ただし、現時点ではテレビCMのようなものではなく、内容はLGからの企業メッセージやサービスの紹介。表示される広告の中には、非表示にできないもの、設定で非表示にできるものがあるといいます。また、今後はその広告の種類が増えていく計画だとのこと。

価格帯も関係なし

ちなみに、FlatpanelsHDがレビューしたテレビは2,400ドル=日本円で35万円ほど。LGのOLEDラインナップの中でも、G4モデルは最も高額なプロダクトです。つまり、これは高いモデルを買っても広告回避はされないということ。

FlatpanelsHDいわく、ハイエンドも廉価モデルも、現状ではスクリーンセーバー型広告の表示頻度は同じ設定だそう。

LGの広告担当であるLG AD Solutionsが、この件に関してAre Technicaの取材に答えたところによれば、「休憩時間と思われているアイドリング中の画面時間を、(ブランドとの)エンゲージメントを高める価値ある機会に変えることができます」と非常に前向きなコメントをしています。それもそのはずで、LGいわく、スクリーンセーバー型広告によって、ブランド認知度は2.5倍になったのだそう。

テレビを見ていないときに黒い四角をどうするか。巻き取ってみたり、透明にしてみたり、アートにしてみたり、いろいろありました。が、もう広告入れちゃえって強いですね。ねじ込めるとこにはねじ込む、空いてる画面は1秒たりとも無駄にしないという強い力を感じます。

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Source: FlatpanelsHD