50号達成のドジャース・大谷翔平(提供・共同通信社=9月19日)

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 ドジャース・大谷翔平選手が史上初めて「50本塁打−50盗塁」を達成した50号記念球のオークションが27日(日本時間28日)、米競売サイト「ゴールディン」に出品され、競売開始初日で入札額が100万ドル(約1億4200万円)を超え、105万ドル(約1億4900万円)に達した。ここまで10人が入札している。

 最低設定額50万ドル(約7100万円)から開始2時間で10万ドルアップし、60万ドル(約8520万円)に達していた。10月9日までに入札額が300万ドル(約4億2600万円)を超えず、入札とは別に450万ドル(約6億3900万円)を支払う人物が現れれば、すぐに売却するという。

 ゴールディンのウェブサイトには、公式球と証明する大リーグ機構のマンフレッド・コミッショナーの署名と、通常の使用球と区別するためのアルファベットと数字が刻印されたボールの写真が掲載された。打撃時に付いたとみられる薄い黒い痕も確認できる。関係者が透明なケースに入れたボールを見せ、金庫に保管する映像も公開した。

 ゴールディンは大谷が8月に「40本塁打、40盗塁」を達成した際の本塁打のボールも出品中。27日時点の入札額は7万7100ドル(約1090万円)。28日に締め切りまで20時間でさらに金額が上がる可能性もある。

 大谷はチームがナ・リーグ西地区3連覇を決めた翌日の27日も、敵地でのロッキーズ戦で54号3ランを含む5打数4安打4打点と超人的な大活躍。54本塁打、130打点はリーグ断トツ、打率・309も首位に5厘差とし三冠王を視界に捉える活躍を見せただけに、記念球の入札額も急騰したようだ。