NHKの中川アナ

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「NHKの峰不二子」

「パリオリンピック2024 まもなく開会式」の放送で、身にまとっていた白いジャケットのインナーが物議をかもしたNHKの中川安奈アナウンサー(30)。帰国後にラジオ出演で見せた実力についてもテレビ局、芸能界界隈では注目が集まっているという。

【写真12枚】中川安奈アナの「何も着てない」疑惑の1枚 Instagramには“身体のラインくっきり”な「ぴたぴたニット姿」が大量に投稿されていた

 中川アナをめぐっては、パリオリンピックの中継で白ジャケットの下にベージュのニットの装いで出演していたのだが、人によってはジャケットの下に「何も着ていない」ようにも見えたということで、各方面からツッコミもあり、主にネット上でかなりの盛り上がりを見せた。しかし別に不祥事でも何でもないので、もともと「NHKの峰不二子」とあだなされるくらいのスタイルで、Instagramでも積極的に発信を続けるスタンスが「NHKらしくない」と指摘されてもいた中川アナの知名度と人気を結果的に高める騒動だったと言えるだろう。

NHKの中川アナ

語学力を披露

 帰国後の仕事で注目されたのが、平日午前のラジオ出演だった。

「ゆったり聴けるトークバラエティをうたう『ふんわり』という番組ですね。普段進行を務める澤田彩香アナの代役として、9月10日と12日に出演しました」(同)

 と、芸能デスク。

「10日はそれほどでもなかったですが、12日は中川アナらしさがかなり出ていたかもしれません。いつもパーソナリティを務める俳優の六角精児が舞台出演のため欠席し、番組お馴染みのミュージシャンと音楽ライターの男性2人が出演していたのですが、中川アナをうまく盛り立てていましたね」(同)

 10日の出演時の歌手紹介で“Earth, Wind & Fire”の発音が良かったと評価され、12日も曲紹介の際には海外生活8年で培った発音を披露していた。その経歴を改めておさらいしておけば、中川アナはフィンランドとプエルトリコで各4年ずつ生活し、2016年にNHKへ。地方局勤務を経て2022年からは「サンデースポーツ」のキャスターを務めている。

MCのような振る舞い方

「“FMみたいだ”と番組中にパーソナリティから言われていましたね。これまでの出演番組でも語学の能力を生かすシーンはありましたからそんなに驚きはなかったですが。いつもの澤田アナは東大工学部出身で低いトーンの落ち着いた語り口が魅力的。ただ、英語の発音は苦手なようで、その点ハキハキと明るい中川アナは対照的だったのです」(同)

 番組内では自身のプロフィールにも触れて、こんな展開にも。

「“嫌なことがあってもこれを聞けばクヨクヨしなくなる”という流れでビヨンセの“Crazy in Love”を自らのリクエスト曲として紹介していました。中川アナは進行やアシスタントと言うよりもMCのような振る舞い方でしたね」(同)

 中川アナにはフリー転向説が根強くあるようだが……。

「NHKらしからぬSNSでの発信も含めて、あくまでも個人的な評価でしかないですが、フリー転向への思いは伝わってきますね。NHKから飛び出すアナウンサーの共通点として、“良くも悪くもNHKらしくない”という評価を普段から受けているということがあります。中川アナもその1人なのは間違いない。近年、“NHKらしさ”を持ちつつも独立したのは、武田真一アナなど、そう多くないでしょう」(同)

“らしくないところ”

 NHKを辞めた直後は、“らしくないところ”が売りになることもあるだろうが、しばらく経てば元NHKという肩書きについて言及されることもなくなる。

「そうですね。フリーとなれば本人にしか出せない、唯一無二の部分があるかどうかが生き馬の目を抜く芸能界でサバイブするポイントでしょう。番組で“洒脱”の意味がわからないという場面があったかと記憶していますが、こういった“抜けたところ”はNHKではマイナスでもフリーになればプラスに転化することもあります。フリーで活躍できそうな“華”は感じますね」(同)

デイリー新潮編集部