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 鹿島のDF植田直通(29)が“トランキーロ魂”で逆転優勝を誓った。19日は柏戦(21日、カシマ)に向け、鹿嶋市内のクラブハウスで約2時間調整。

 試合当日は新日本プロレスとのコラボイベント「残暑もたぎる、男祭り」が開催される。大の格闘技好きの植田は「相手もうちも死に物狂い。タイトルを獲るためには一つも負けは許されないという強い気持ちで戦う」と戦闘モードだ。

 「男祭り」では大ファンの新日本プロレス・内藤哲也と2年連続で対談した。昨年は互いに「優勝」を約束。内藤はその後、今年1月のIWGP世界へビー級選手権で第8代王者に輝いた。「夢を実現させた人と話をさせてもらって凄く刺激を受けたし、やっぱり自分もそうやってタイトルを獲りたいと思った瞬間だった。タイトルを獲って、また報告ができるように頑張っていければ」。今度は植田が有言実行を果たすつもりだ。

 鹿島は9試合を残し、首位・町田と勝ち点9差の4位。16年以来のリーグ制覇に向け、もう足踏みは許されない。「(柏の)前線は高い選手、速い選手、うまい選手がそろっている。自分たちは隙を見せないことが一番大事」。ピンチでも内藤の決めぜりふ「トランキーロ、あっせんなよ」を心に刻み、5試合ぶりの勝利をたぐり寄せる。