AFX通信によると、英格付け大手フィッチ・レーティングスは、2007年の中国のGDP(国内総生産)成長は9.5%と、今年の予想10.2%から減速するとの見通しを示した。政府による銀行融資や固定設備投資への抑制効果が現れるため。ただ、金融市場で証券化が急拡大するとの予測も示した。

  フィッチのアジア部門責任者のジェームズ・マコーマック氏は、北京でのカンファレンスで、「まだかなりの勢いが国内需要にあり、EU(欧州連合)も中国にとっての一大輸出市場であり続ける」と述べた。また、米国の来年の経済成長は今年の3.2%の予想から2.6%に減速するとの予測を示した。 【了】