◆3:パンプキンスコーン

【パンプキンの風味と甘みが引き立つ、秋のスコーン】

 パンプキンダイスが入った生地に、さらにパンプキンペースト入りの生地をトッピングして焼き上げた素材の味をシンプルに感じられるスコーンです。シナモンをかすかに効かせ、パンプキンの豊かな風味と奥深いコクに仕上げました。363kcal。アレルギー情報 卵 乳 小麦粉(公式HPでの説明より)。

「かぼちゃです」「ええ、わかってます」という会話になりそうなくらい、かぼちゃ色。「絵の具にかぼちゃ色があったらコレだな」というくらいかぼちゃ色。

 温めなしで食べるのならドリンクはグランデ以上をオススメする。口の中の水分を根こそぎ奪う系焼き菓子だ。なので、ぜひ温めてしっとりさせて召し上がって欲しい。控えめに香るシナモンがクセになる。

◆4:スイートポテトデニッシュ

 そして最後に、店内で食べて秋の新作のダークホースだと思ったのがこちらのスイートポテトデニッシュだ。公式HPでの説明は以下である。

【なめらかなスイートポテトのサクサクデニッシュ】

 幾層にも折り重ねたデニッシュ生地に、コクのある甘いスイートポテトをのせて香ばしく焼き上げました(※一部店舗ではお取扱いのない場合がございます)。429kcal。アレルゲン情報 卵 乳 小麦 大豆(公式HPでの説明より)。

 洗濯板のフォルムが微笑ましい、なかなかのヒット商品です。こちらは持ち帰りではなく、お店でぜひ召し上がってほしい。理由は、店舗の専用オーブンでリベイクするほうが家でリベイクするより断然美味しいから。そしてもうひとつ、リベイクしたてのスイートポテトデニッシュには、スタバのペストリーホイップをつけると抜群に美味しいということ。

 甘くないのにコクが強いスターバックスのホイップは、スイートポテトデニッシュにとても合う。真ん中のスイートポテトが、とてもクリーミーになるのだ。デニッシュ生地もバターが効いていて歯触りもシャクシャクで美味しい。

 しかし、この美味しさゆえなのか、カロリーは化け物だ。すべて食べた後にカロリーを確認して、ホイップがまみれたお皿を見つめながら2分ほど真顔になった。カロリーを知らないほうが、人生はうまくいく時がある。死んだおばあちゃんの遺言だったような気もする。ぜひとも、ペストリーホイップはカロリーを確認せずに付けよう。もはや美味しいものが高カロリーなのか、カロリーを美味しいと感じているのか。

 おそらくどこの店舗でも、おすすめの食べ方を聞くと、温め+ホイップだと言うだろう。さらに好みでシナモンや蜂蜜などもかけて秋の味覚を楽しんでほしい。くれぐれも、カロリーは確認せずに、だ。

 芋活、栗カツ、かぼ活をしている秋推しの皆様。しつこい残暑に負けないで秋乞いをしましょう。スターバックスへ今すぐゴーだ。

<TEXT/阪口ゆうこ>

【阪口ゆうこ】
1981年生まれ。整えアドバイザー。片付けや整えについてのブログ「HOME by REFRESHERS」を運営。コラムなどの執筆、セミナー開催を行う。著書に『ゆるミニマルのススメ』などがある。好きなものはビール、宴会、発信すること。嫌いなものは戦争、口内炎、マラソン。Instagram:@sakaguchiyuko___