西武・増田達志【写真:小池義弘】

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球団発表「もっと長くファンの皆さまと夢の続きが見たかった」

 西武は17日、増田達至投手の今季限りでの現役引退を発表した。通算559試合に登板し、ブルペンを支えた36歳がユニホームを脱ぐ決断を下した。

 2012年ドラフト1位でNTT西日本から西武に入団。1年目からリリーフで活躍し、15年に最優秀中継ぎ、20年には33セーブでタイトルを獲得し、2度のリーグ優勝に貢献した。

 12年目の今季は1軍での登板数が激減。12試合に登板して0勝2敗3ホールド、防御率4.09だった。通算成績は559試合登板で31勝40敗、109ホールド、194セーブ。

〇増田のコメント
「ここ数年、思うように投げられない自分がいました。そんな時でも観客席から送られる熱い青炎に感謝を感じるとともに、もっとチームに貢献したい、皆さまと喜びを分かち合いたいと、僕の胸の闘志を掻き立てられました。クローザーとしてチームを勝利へ導く9回のマウンドに上り、その役割を果たしたときのファンの皆さまの歓声は一生忘れることはありません。もっと長くファンの皆さまと夢の続きが見たかったのですが、何より最後まで“ライオン”(登場曲)に込められた歌詞を胸に、ライオンズ一筋でプレーできたことは幸せでした。最後までたくさんのご声援本当にありがとうございました」

〇渡辺久信ゼネラルマネジャー兼監督代行コメント
「セットアッパーとクローザーという一番重圧のかかるポジションで投げていたにも関わらず、とても安定したピッチングを見せてくれました。増田はとにかく体が丈夫でけがをしないので、計算できるリリーバーでしたね。FA権を取得しても残留してくれて、最後までライオンズ愛を貫いてくれた選手のひとりですし、すごくチームに貢献してくれました」(Full-Count編集部)