石黒正数「ネムルバカ」久保史緒里&平祐奈W主演で実写映画化!監督は『ベイビーわるきゅーれ』阪元裕吾
「それでも町は廻っている」「天国大魔境」で知られる漫画家・石黒正数の傑作青春漫画「ネムルバカ」が、久保史緒里(乃木坂46)と平祐奈のダブル主演で実写映画化されることが決定した。『ベイビーわるきゅーれ』シリーズでお馴染みの阪元裕吾監督が、漫画原作の映画化に初めて挑戦する。あわせて、超ティザー映像と主演の2人を捉えたスチール写真が公開された。
主人公は、大学の女子寮の同じ部屋に住む後輩・入巣柚実(久保)と先輩・鯨井ルカ(平)。「大学生」という不思議なひとときを過ごす若者たちの緩くて何気ない日常を、笑いを交えて魅力的に活写する。2008年に発売された原作は、1巻完結の漫画でありながら、石黒の傑作と呼ばれ、今なお新たな読者を増やし続けている。
併せて解禁された超ティザー映像は、入巣の鼻歌から始まり、2人の住む女子寮が映し出される。徐々にライブ会場を思わせる歓声が重なっていき、最後に入巣とルカの日常の一コマも描かれる。
ダブル主演の久保と平、阪元監督、原作者の石黒、プロデューサーの寺田悠輔のコメントは以下の通り。(編集部・倉本拓弥)
久保史緒里(乃木坂46)/入巣柚実役
「ネムルバカ」という作品と出逢い、この世界を愛しすぎてしまい、ある日、台本を捲る手が震えていることに気がつきました。それ程までに魅了されたこの世界を柚実としてどう生きたのか。正直、あの日々が眩しくて、尊くて、特別で、柚実の心に鍵をかけてしまっておきたくて。振り返るのを我慢している自分がいます。平さんとの出逢いは私の人生において特別なものとなりました。 そして念願だった阪元監督とこの作品でご一緒できたこと。忘れることのできない、あの青春の日々を。確かに存在した、あの時間を。あの空間を。是非劇場で味わっていただければ嬉しいです。
平祐奈/鯨井ルカ役
初めて尽くしの役柄に無我夢中で自分自身と戦い抜いた日々でした。初金髪、初ROCK歌手、持ち方もわからないギターを短期間で習得するなどの難事を振り返るとどうやって出来たんだろう……とあまり思い出せず憑依していたのかなとも感じます。久保史緒里ちゃんとの初共演! 史緒里ちゃんとの出逢いや一緒に向き合ったこの青春はわたしの宝物になりました。モラトリアムを描きながら自分を知るキッカケやその大切さを感じさせてくれる作品。さまざまな世代の方に届けたい。 正真正銘“駄サイクル”ではなく素晴らしい作品です。ぜひ、いや、絶対に劇場で目撃してください!
阪元裕吾/監督
「ネムルバカ」という作品を実写映画化することになりました映画監督の阪元裕吾です。漫画を映画化するという行為はとてつもないことなので、本当に悩んだのですが、でも「ほかの作家にやられるくらいなら僕がやりたい!」と思う自分のエゴで手を上げました。自分が面白いと思えることと、原作の面白いところをひたすら信じ、いや疑い! 戦わせ、悩み、たくさん葛藤した日々でした。どうにかお客さんが喜んでくれるような作品になったと思っています! 柚実もルカもピートモスも仲崎先輩もそこにいます。ぜひ劇場に会いに来てくださいね。
石黒正数/原作
【ネムルバカ】という作品は僕が20代の時に描いた漫画でして、学生時代から悶々と心に渦巻いていた事を「こういう邦画が観たい」という思いで形にしたものです。 阪元裕吾監督の【べイビーわるきゅーれ】を観た時「そうそう、こういうの! 僕はネムルバカをこういう風にしたかったんだよ」と思ったものです。 なんの運命の巡り合わせか、その阪元裕吾監督に【ネムルバカ】を撮っていただく事になりまして。これは大変な事ですよ!
寺田悠輔/プロデューサー
ずっと好きだった石黒先生の漫画をお預かりするということで、とても背筋が伸びています。 撮影期間は長くはなかったですが、阪元監督、久保さん、平さんを中心としたスタッフキャストの皆さんが 素敵な映画を作り上げていく様子を近くで見させていただき、とても幸せな時間でした。原作に魅了されたメンバーが、映画も良い作品にできるようにと、全員でベストを尽くした撮影だったと思っています。この映画の中に、皆さんの日々と重なる瞬間が少しでもあり、そして皆さんの人生にその余韻がほんの少しでも残れば嬉しいです。
映画『ネムルバカ』2025年春新宿ピカデリーほか全国公開