大谷翔平の爆速弾に指揮官も困惑「通常は二塁打」 50-50目前…“世界一の地”で達成予告
大谷は47号ソロ&48盗塁を決め、快挙まで3HR&2盗塁
【MLB】ドジャース 10ー8 カブス(日本時間12日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地・カブス戦で47号ソロと今季48盗塁をマークし、前人未到の「50本塁打&50盗塁(50-50)」に残り3本塁打、2盗塁に迫った。デーブ・ロバーツ監督は「マイアミのファンがご褒美を貰えるかもしれないね」と17日〜19日(同18日〜20日)の敵地・マーリンズ戦を予想した
大谷は2点を追う初回に甘く入った変化球を弾丸ライナーで右中間席へ突き刺した。3試合ぶり、2021年の46発を超える自己最多の47号。さらにメジャー通算218号で、韓国出身のチュ・シンス(秋信守)が持つアジア出身者最多に並んだ。
打球速度118.1マイル(約190キロ)、飛距離405フィート(約123.4メートル)、角度19度の爆速弾だった。「あの角度で118マイルの打球初速を打つと、通常は二塁打だ。でも、ショウヘイの場合は本塁打になる」と特異な打球に驚いていた。
勢いは止まらず第2打席で四球を選ぶとすかさず二盗。48盗塁とし日本選手では2人目となる50盗塁に2と迫った。さらに3回2死二、三塁の第3打席では2点中前打。自己最多を更新する104打点でウィリー・アダメス内野手(ブルワーズ)を抜きリーグ単独トップに立った。
ロバーツ監督の日本生まれの選手では2番目となる49盗塁に残り1盗塁と迫った。「ショウヘイが私の記録を破ると思うよ。そのことに関しては、とても自信があるよ!」と指揮官は笑顔を見せた。
前人未到の50-50達成が迫るが、ドジャースは13日(同14日)から敵地で7連戦となる。ロバーツ監督は「ホームで達成できたらいいよね」と願いつつ「この調子だとそうならないだろうね」と予想。昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で野球日本代表「侍ジャパン」が世界一に輝いたマーリンズの本拠地・ローンデポパークで快挙達成に期待した。(川村虎大 / Kodai Kawamura)