中国・内モンゴル河套盆地の原油生産量が300万トン超す

内モンゴル自治区バヤンノール市臨河区にあるバヤン油田の掘削作業。(5月31日、ドローンから、バヤンノール=新華社記者/李雲平)

 【新華社フフホト9月9日】中国内モンゴル自治区政府は、同自治区河套盆地の原油生産が2024年8月までの6年間で300万トンを超え、306万7800トンに達したと明らかにした。

 河套盆地では1970年代から石油・ガスの探査が進められてきたが大きな発見に至らず、2018年8月に石油大手、中国石油天然気(ペトロチャイナ)傘下の華北油田が初めて高生産工業油井を掘り当て、同盆地が石油探査で大きな潜在力を持つことを示した。

中国・内モンゴル河套盆地の原油生産量が300万トン超す

内モンゴル自治区バヤンノール市臨河区にあるバヤン油田の掘削作業。(8月24日、ドローンから、バヤンノール=新華社記者/李雲平)

 河套盆地のバヤン油田はここ数年、大深度坑井の安全な掘削と仕上げという技術的難題の克服に向けた研究を加速させている。超深層砕屑岩(さいせつがん)の探査でも大きな進展を遂げ、内モンゴル地区で初めて砕屑岩の油層に日産千トン超の油井を掘削。採掘効率の高い油井を建設するための堅固な資源基盤を築いた。(記者/李雲平)

中国・内モンゴル河套盆地の原油生産量が300万トン超す

内モンゴル自治区バヤンノール市臨河区にあるバヤン油田の集中処理ステーション。(5月31日、ドローンから、バヤンノール=新華社記者/李雲平)

中国・内モンゴル河套盆地の原油生産量が300万トン超す

内モンゴル自治区バヤンノール市臨河区にあるバヤン油田の掘削作業。(8月24日、ドローンから、バヤンノール=新華社記者/李雲平)