国民・玉木代表 公認取り消しの高橋茉莉さん訃報に「本当に残念でならない」東京15区補選で擁立予定も…
国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が9日、自身のX(旧ツイッター)を更新。4月28日投開票の衆院東京15区補選に同党が擁立予定で、その後公認を取り消した高橋茉莉さんの訃報に触れ「心からお悔やみを申し上げます」「本当に残念でなりません」と悼んだ。
玉木氏は「高橋茉莉さんとは東京15区補選でご縁を得て、公認取り消しとなりましたが、その後も心配しており、ときどきSNSなどで元気な様子を拝見して安心もしていました。それだけに、今回の突然の訃報に非常に驚くとともに、深い悲しみを禁じ得ません」とつづった。
高橋さんの死去が一部で報じられると、玉木氏は同日、Xで「メディアにお願いしたい。ぜひ『WHO自殺報道ガイドライン』を踏まえた対応をしてほしい。一般人の自殺をことさら報じる意義がどれだけあるのか。申し訳程度に相談窓口の連絡先を付けても免責にはならないと思う。社会的影響の大きさを自覚した節度ある報道をお願いしたい」と、報道にクギを刺すポストを投稿した。
玉木氏はこの日夜までに、この投稿し削除した上で「そして、今回、本件をX上で直接触れるべきかどうか悩みました。深く心を痛めておられるであろうご遺族や関係者の皆さんが、広く情報が拡散されることをどのように思われるのか、また、報道された記事には自殺方法なども書かれており、WHOのガイドライン等に照らして、二次的な被害を誘発しないかなどを、慎重に考えた上で、直接言及しない形を取りました」と釈明した。
その上で「しかし、こうした発信のあり方に対して、皆様から適切ではないなどのご指摘やご指導をいただきましたので、先のポストは削除することといたします」と説明した。
国民民主党は2月26日、衆院東京15区補選に公認候補として擁立を発表していた高橋さんの公認を取り消したと正式に発表していた。
同党の浜野喜史選対委員長は「本人が発言した過去の行為の中に、党として看過できない、法令違反に該当する可能性がある行為があったため、(都連から)公認内定取り消しを行いたいとの申請があった」と経緯を説明した。
法令違反が具体的に何かを記者団から問われた浜野氏は「本人のプライバシーに関わることなので、お答えをお控えさせていただきたい」と、明らかにしなかった。
2月8日に玉木氏とともに、国会内で出馬会見を行った高橋さんは2月25日未明、SNSで「私、高橋茉莉は衆議院東京第15区補選におきまして国民民主党から、『立候補を断念しろ』と言われ、涙を飲んで引き下がることに致しました。理由は、ラウンジで働いていた過去があるからです」と投稿した。
高橋さんは2016ミス慶応とミス日本のファイナリスト、セントフォース所属の女子アナ、アクセンチュア社員の経歴を持ち、話題となった。
(よろず~ニュース・杉田 康人)