中日4選手入れ替え!大島洋平&高橋周平を抹消 鵜飼航丞&ロドリゲスを登録 この時期の入れ替えが「注目される理由」

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大島は今季代打としての出場が多かった(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext

 中日は6日、大島洋平、高橋周平を抹消、代わって鵜飼航丞とクリスチャン・ロドリゲスを昇格させた。

 昨季2000本安打を達成したベテラン外野手の大島は今季ここまで75試合に出場、代打での起用が主となっていた。打率「.198」、0本塁打、5打点。

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 またプロ13年目内野手の高橋は今季はここまで60試合出場で、打率「.260」、2本塁打、16打点の成績。オープン戦終盤に調子を上げ開幕戦は「3番・三塁」でスタメン出場。4月序盤の好調時は特に存在感を発揮したものの、4月中旬に右脚の故障で戦線離脱。その後、6月中旬に1軍復帰していた。

 代わって昇格する鵜飼は今季初昇格となる。右の大砲候補として期待されながら今季は苦しんだ。ウエスタン・リーグでは82試合に出場し、打率「.217」、5本塁打、25打点。

  ロドリゲスは育成選手出身、キャンプ、オープン戦で特に守備力で注目され、支配下登録されると開幕1軍をつかんだ。ただ打撃面で安定した成績を残せず二軍落ち。今回は7月以来となる1軍昇格となる。

 一方、シーズンも残り20試合。中日は先の阪神戦に3連敗、4位のDeNAにも9ゲーム差(5日時点)をつけられ、CS進出も厳しい見通しとなっている。

 この時期に上位争いが望めないとなれば、来季に向けての布石、チーム構築も大事となってくる。

 すでに2000安打を達成しているベテランの大島や高橋を抹消したのも、チームにとって新しい風を期待する側面もありそうだ。

 立浪和義監督にとっても勝負を賭ける就任3年目のシーズン。開幕当初は一時首位に立つなど勢いを感じさせたが、勝負の夏場に勢いが失速。主力と期待した中田翔など、けが人も増え、貯金を増やすことができなかった。

 今回昇格した鵜飼、ロドリゲスとも立浪監督が目をかけてきた、いわば「立浪チルドレン」として知られる。何よりどんな状況でも応援を続ける中日ファンのためにも少しでも来季につながる希望の光を示したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]