「『普通なら顔が引きつるところだよな』と思いながら…」 森保監督、20歳高井幸大の「笑顔」に驚き

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 日本代表は5日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選・第1節で中国代表と対戦し、7対0で勝利した。森保一監督は「選手たちが最終予選初戦の大切さと難しさを認識してくれて、最善の準備をしてくれたことが結果につながった。選手だけでなく、スタッフ含め、いいスタートを切ろうと2回の練習でも自分たちがやらないといけないことに向き合い、真摯に取り組んでくれた結果だと思います」と振り返った。

 4対0で迎えた71分、初招集で今回のメンバーでは最年少の20歳DF高井幸大をピッチに送り出す。川崎フロンターレの先輩である板倉滉に代わって3バックの右に入り、日本代表デビューを飾った。森保監督は「昨日まで19歳とは思っていなかったです(笑)。パリ五輪世代ということはもちろん承知していましたが、非常に落ち着いたプレーで、チーム活動の中にスムーズに入っているので、20歳とは落ち着きからは感じられない。ただ、笑顔などは非常に若く、これからさらに力をつけてくれる選手だと思います。トレーニングでも非常に存在感を持ってプレーしてくれているところは20歳と思えない落ち着いた雰囲気のある選手」と称賛した。

 中でも森保監督が驚いたのは、投入される際に高井が「すごく笑顔」だったこと。「『普通なら顔が引きつるところだよな』と思いながら送り出しました。点差が開いた中で、彼にとっても良い流れで入れたが、これから拮抗した試合でも力を発揮できるよう、練習から存在感を見せてほしい。空中戦もほとんど勝っていたと思いますが、全部勝てるような、彼の特長で守備、そして攻撃力でも発揮してもらえるように力を還元してもらいたいです」とさらなる期待を寄せた。

 次戦は9月10日(火)25時〜(11日 1時〜)アウェイでバーレーン代表と対戦する。


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