中国人が推薦する横浜中華街の「ガチ中華」とは? 湖南料理『湘厨』の魅力に迫る!
食楽web
●本場の中国料理を味わえる「ガチ中華」が話題です。横浜中華街の湖南料理を提供する『湘厨』は、その圧倒的な美味しさで多くの人を魅了しています。
日本に来て8年目、食べることが大好きで、全国のさまざまなレストランを訪れてきた中国浙江省出身の筆者が、自信を持っておすすめしたいガチ中華のお店が『湘厨』。関帝廟そばの路地裏に2022年にオープンしたこの店は、横浜中華街でいま最注目の湖南料理専門店です。
「本格湘菜」とは「本格湖南料理」という意味
店内は、中国の伝統とモダンなデザインが融合した居心地の良い空間。オーナーシェフは湖南省出身。現地の味を再現することに情熱を燃やしています。お店のスタッフも親しみやすく、いつでも笑顔で迎えてくれるのも大きな魅力。
「ラーロウと燻製豆腐の炒めもの」
『湘厨』でぜひ味わってほしいのが、「蝋肉炒香干」(ラーロウと燻製豆腐の炒めもの)。湖南省特産のラーロウは、塩漬けした干し肉を米ぬかで燻製にすることで、独特の風味と深い旨味が生まれます。さらにいわゆる豆腐の燻製である自家製の香干(シャンガン)は、驚くほど柔らかくて風味豊か。この料理は一度食べたら忘れられない味です。
「ドゥオ椒魚頭(ドゥオジャオ・ユートウ)」(魚の頭の唐辛子蒸し)
もう一つの必食メニューは「ドゥオ椒魚頭」(魚の頭の唐辛子蒸し)。湖南省から直送された唐辛子を使い、魚の頭を蒸して作られるこの料理は、ピリッと辛くて旨味がたっぷり。現地感を味わいたいなら、川魚バージョンをぜひお試しください。スープに中華麺を入れて最後まで楽しめます。
「野生キノコの汁なし鍋」
また、筍や野生キノコをふんだんに使った料理も絶品。地元湖南省の山から取り寄せた新鮮な食材を使い、ラーロウと一緒に炒めた「野生キノコの汁なし鍋」は、香り高くて旨辛な味わいが体中に染み渡ります。
まとめ
今すぐ横浜中華街に足を運んで、『湘厨』の本場の味を体験してみてください。到着したら、スタッフに「今日のおすすめは?」と聞いてみることを忘れずに。メニューにない特別な料理を教えてもらえるかもしれません。これもまたガチ中華の楽しみ方のひとつです。
●SHOP INFO
「干鍋脆笋(カリカリタケノコの汁なし鍋)」もおすすめ[食楽web]
湘厨
住:神奈川県横浜市中区山下町138
TEL:045-274-8582
営:10:30~23:00(22:30LO)
休:不定休