EUの規制でiPhone 16がバッテリー交換可能になるかも？
それはかなりありがたい！ 全世界でやってほしいですね。
EUの規制でiPhoneにUSB-CとRCSを義務付けしたことで、Androidユーザーとメッセージのやり取りがより簡単にできるようになりました。さらにThe Informationによると、Apple（アップル）は世界的要件に準拠するために取り外し可能なiPhoneのバッテリーの製造に取り組んでいる可能性もあるとのこと。今年の秋に発売されるiPhone 16で、その姿を見ることができるかも？
交換可能バッテリーの電化製品を目指すEU
欧州議会は昨年、EU域内で販売・流通されるスマートフォンのバッテリーは、特定のデザインとリサイクル規則に従わなければならないという規則を可決しました。スマートフォンのバッテリーを簡単に新しいものに交換できるというのはとっても重要な要素ですよね。この法律は、電動スクーターや自動車など、さまざまな製品カテゴリーのバッテリーに適用されることになります。
薄型のスマートフォンや折りたたみ式端末はすべて2027年までにそのルールに準拠しなければいけないのですが、Appleはもっと早く動き出す可能性も。iPhoneの製造に携わる関係者の話では、iPhone 16のモデルのひとつに、簡単に交換ができるバッテリー技術が採用される可能性があるとのことです。
iPhoneのバッテリーは自分で交換できない仕組み
現在、iPhoneにはバッテリーを固定するために粘着ストリップが使用されています。なので、残った粘着剤をピンセットでつまみ、温めて除去しなくてはいけません。その作業はAppleのGenius Barsにある専用の機械とトレイがないとむずかしいんです。
新しいEUのルールに準拠するためにAppleは「電気誘導接着剤剥離法」を採用するとのこと。この方法については、実は昨年の冬から噂が流れていたんですよね。
ここまで聞くと、簡単に自分でバッテリーの交換ができそうな感じがしますけど、The Informationによると、iPhoneを自分で「こじ開ける」必要があるとのことで、さらに部品はすべてネジで固定されているため、簡単な作業ではないもよう。なので、やっぱり自分で交換っていうのはできないようで、お店の人にやってもらうことになりそうです。
地球に優しくするために製造に厳しいEU
AppleがEUの新しいバッテリーの規則の除外を受けるには、500回の充電で83％以上、1,000回の充電で80％以上のバッテリー容量を維持するなどの特定の基準に従うことが必須となっています。
EUがスマホに関してこれだけ厳しい理由としては、バッテリーの容量についてはデバイスが再利用可能であることを保証するためで、またこのルールを義務化する理由は、ユーザーは充電ができなくなったスマホをスマホごと破棄するのではなく、バッテリーのみ交換することでコンポーネントの削減になるから。地球のことを考えているからこそ厳しいんです。Appleも従わなきゃですね。
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