ロシアが併合したクリミア半島のシンフェロポリで行われた追悼式典で、庁舎の外壁に映し出されたウクライナ侵攻への支持を示す「Z」の文字と戦死したロシア軍兵士の画像(2024年4月9日撮影、資料写真)。(c)STRINGER / AFP

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【AFP=時事】ロシア国防省は21日、夜間にウクライナドローン(無人機)114機を無力化したと発表した。少なくとも1人が死亡した。

 声明によると、ロシアの対空防衛システムがウクライナの無人機計114機を迎撃。「クリミア(Crimea)半島および黒海(Black Sea)上空で70機、クラスノダール(Krasnodar)地方上空で43機、ボルゴグラード(Volgograd)州上空で1機」を撃墜した。

 クラスノダール地方のベンヤミン・コンドラチェフ(Venyamin Kondratyev)知事は、ウクライナの無人機攻撃を受けたユズニー(Yuzhny)付近で、暖房施設の従業員1人が死亡したとテレグラムで明らかにした。また同地方のセベルスキ(Severski)地区では、石油精製所の管理棟数棟も被害を受けたという。

 ウクライナはここ数か月、ロシア領内への攻撃を強化。特にエネルギー施設を標的にしている。

翻訳編集】AFPBB News

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