「芸能界復帰」を見据えるも…元「TOKIO」山口達也を大いに悩ます「傷害事件」
テレビCMに「復帰」するも
「一人では進めない道もみんながいたから乗り越えられた。支えてくれる人への感謝。それが僕の新しいスタート」
出演中のCMで、『TOKIO』の元メンバー山口達也(52)は視聴者に向け、そうメッセージを伝えた。
山口が女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検されたのは2018年4月。事件自体は不起訴になったものの、『TOKIO』から脱退し、ジャニーズ事務所を退所。2020年には酒気帯び運転によるバイク事故を起こし、道路交通法違反で現行犯逮捕された。
「これらの不祥事はアルコール依存症が要因だったとのことで、社会復帰に向けてアルコール依存症の治療を続けていました」(芸能記者)
表舞台から姿を消した山口は、その間に飲酒運転防止インストラクター、メンタル心理カウンセラー、依存症予防教育アドバイザーなどの資格を取得。
2023年3月に『株式会社山口達也』を設立すると、アルコール依存症の当事者として、各種依存症者向け講演活動や企業向け危機管理セミナーを全国各地で行い、自身のSNSで活動をこまめに報告していた。
さらに、地方限定とはいえ、今年1月からはテレビCMにも「復帰」して、ファンを喜ばせた。
3000万円横領事件も
「鹿児島県内で高齢者介護や障害者支援事業を行うあおぞらケアグループ(株式会社ACG)のCMです。同社は過ちからの立ち直りを目指す山口さんを応援したいとして起用を決めた」(広告代理店関係者)
スポンサーの後押しを受け、着実に復活の道を歩んでいるように見えた山口だが、最近、同社への事実確認に追われる事態が起きていたという。介護事業関係者が明かす。
「ACGのオーナーであるO氏が部下への傷害事件で書類送検されたのです。被害者男性は、O氏に胸ぐらをつかまれ、引きずり回されるという暴行を受けて負傷したと訴えた。なお、ACGは予定していた上場を断念しました」
同社は急成長の一方、介護事業者としての信用を失墜しかねない不祥事が絶えなかったという。
「そのひとつが施設長による横領事件です。ある職員が前職での横領事件で逮捕されました。入所者のキャッシュカードを勝手に持ち出し、現金300万円を引き出して盗んだというものでした。
この件は地元のテレビ局や新聞でも大きく報じられ、普通であれば職務に戻すという判断はしませんが、あろうことか、O氏はその職員に改名を命じて、施設長に任命したのです。
同社内では『窃盗歴のある人間を施設長に任命して大丈夫なのか』という声が出たそうですが、案の定、その職員はしばらくして利用者のキャッシュカードを勝手に持ち出すなどして計約3000万円もの大金を横領する事件を再び起こしてしまった。
社会貢献活動の先にある芸能界復帰
このほか、別の職員がやはり利用者の通帳とキャッシュカードを無断で使用して多額のお金を横領した事件もあった。
同社の管理や運営に問題があることは明らかであり、同業者の間では『いずれ大きな問題が起きるだろう』とみられておりました」(前出・介護事業関係者)
事実関係を確認したところ、同社の広報担当者は「確認して折り返します」と話していたが、結局回答はなかった。一方、山口の事務所からも回答はなかった。
未成年女性への強制わいせつ容疑で書類送検されてから約6年、本格的な復帰に向けた活動は軌道に乗り始めたようにみえていた山口。
いまでも根強いファンがいて、社会貢献活動の先には芸能界復帰を見据えており、今年9月にデビュー30周年を迎える『TOKIO』の記念イベントに飛び入り参加するのではないかという情報もあっただけに、思わぬケチがついた形だ。
本人に罪はなく、CMに起用されただけとはいえ、危機管理セミナーを行う人間としては肝心の「危機管理」が少し足りていなかったのかもしれない。
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