「金銭感覚変わった」大谷翔平の不動産36億円“散財”報道に違和感…「社会貢献にも巨額投資」
ドジャース大谷翔平の金銭感覚の変化を指摘する声が上がっている――。
大谷といえば、元専属通訳の水原一平被告に自身の口座から約26億円を不正に引き出され、騒ぎになったばかり。一般人にとっては途方もない金額だが、大谷は長年盗まれていたことに気付かず、ある意味で無頓着さとスケールの大きさを知らしめた。
水原氏の事件と同時並行で話題となったのは、大谷が米ハワイに約25億円の別荘を購入していたこと。高級住宅地「ハプナエステーツ」の一角、14棟あるレジデンスのちょうど真ん中で、目の前にゴルフ場や海が見渡せる最高の立地。約4000平方メートルの敷地内には投球・打撃練習ができる設備のほか、愛犬「デコピン」専用のドッグランスペースも検討されているという。
さらに先日、米ロサンゼルスに約12億円の豪邸を購入したことが判明。プールに加え、妻の真美子さんが元実業団のバスケットボール選手であったことを考慮してか、庭にはバスケットコートが備わっている。
米紙は豪邸を空撮した写真を掲載。広大な土地に建つモダンな住居は「成功者」と呼ぶにふさわしいたたずまいだった。
「水原被告に26億円もの大金を盗まれながら、別口で総額37億円超の“お買い物”をしていたわけですからね。つくづく我々庶民とは別世界に住んでいるのだな、と実感しました。大谷選手の前では盗まれた26億円はとるに足らない問題なのかもしれません」(スポーツ紙野球担当記者)
そんななか、一部ネットニュースでは、大谷の金銭感覚の変化にスポットを当てた記事を掲載。’21年11月に日本記者クラブで行われた会見で、大谷が稼いだカネの使い道を聞かれ
「特に消費することもないので、いまのところは貯まる一方です」
と答えたことや、日本ハム時代は一部メディアに「月1万円生活」と書かれたことを挙げた。
極めつきは花巻東高(岩手)時代のエピソード。親御さんが小遣いを渡そうとしたところ、大谷は
「まだ1000円あるから大丈夫」
と回答。中学の修学旅行では1万2000円〜3000円のお小遣いをもらったものの、帰宅後、お土産とともに残ったカネを返金したという逸話を掲載した。
これらを踏まえ
「『月1万円生活』は今や昔…180度変化した大谷の金銭感覚」
と報道。米経済誌「フォーブス」が公開した過去1年間で稼いだスポーツ選手のランキングで、大谷が約132億5000万円で野球選手としてトップの13位だったことを摘示し、
「ケタ外れの収入が金銭感覚を変えたようなのだ」
と締めた。
これにネット上では
《別に買ってもいいじゃん》
《まるで浪費してはいけないような物言い》
《家族を持ったのだから(金銭感覚が)変わるのは当たり前》
という意見が相次いだ。スポーツ紙メジャー担当記者が補足する。
「大谷選手が浪費家になったという指摘は間違いです。ハワイの別荘はオフシーズンに快適にコンディション調整するための施設ですし、ロスの自宅は家族との時間を大事にしようとする表れ。すべては余計なストレスを抱えず、野球で最高の結果を出すための選択です」
米国では日本以上にセレブの慈善事業や社会貢献への関わりが問われる。大谷もまた然りで、昨年は日本の小学校にグラブ6万個を寄贈。今年3月には
「日本の子どもたちの海外挑戦の後押しをしたい」
という思いに賛同したECCとともに、小・中・高校生100名を対象に海外留学とホームステイをプレゼントするという『SHOW YOUR DREAMS 2024』プロジェクトを発表した。航空券や宿泊費などは、すべて大谷が支払うという。
このほか『大きな夢を見よう!プロジェクト』では、5月5日のこどもの日にちなんで、寝具メーカー西川の[エアー]マットレス約2500本を、全国の子どもたちに向けプレゼントした。
「年初の能登半島地震をめぐっては、ドジャースなどと共同で100万ドル(1億4000万円)を寄付しています。大谷選手の物件購入ばかりが話題となっていますが、社会貢献にも積極的に取り組んでいます」(同・スポーツ紙記者)
大金を稼いで「人格が変わった」という人もいるが、大谷にはその心配はなさそうだ――。