育休中の「時間足りない」問題を解決する管理術
バランスよく息抜きする方法とは(画像:『マンガで成功 自分の時間をとりもどす 時間管理大全』より)
臨床心理士の中島美鈴さんは、認知行動療法の専門家として、主に大人のADHD(注意欠如・多動症)の方の「なぜか時間に間に合わない」「いつも先延ばしにしちゃう」「気づいたらこんな時間になっていた!」という悩みと向き合っています。
中島さんによると、時間に間に合わない人、遅刻が多い人は「本人の自覚が足りない」という目で周囲から見られ、本人も「自分がだらしないから」「ダメ人間だから」と責める傾向にあると言います。
しかし「精神論だけで解決できるほど、時間管理はたやすいものではない」という中島さん。
遅刻が多い人、締め切りが守れない人、ついダラダラしちゃう人などは、「開始から完了(実行)までの時間管理」に問題がある、として、この過程を4つのステップに分けて考えようと呼びかけています。
4つのステップとは、
(1)スタート(とりかかり)
(2)プラン(計画立て)
(3)モニタリング(進捗を気にして)
(4)脱線防止(やりぬく)
合言葉は、この4ステップの頭文字をとって「すーぷもだ!」。
中島さん著『マンガで成功 自分の時間をとりもどす 時間管理大全』から一部を抜粋し、具体的な事例をもとにした時間管理術を見ていきましょう。
(中島 美鈴 : 臨床心理士、公認心理師、心理学博士)
(あらい ぴろよ : イラストレーター、漫画家)